ビリーシーンスタイル・ベースの探求 >> 堅牢!左手のコードフォーム
2014-05-03
左手コードフォームの作り方のコツ。
こんにちは、ぢゃっくです。
前回は、ビリーの左手のコードフォームの特徴について、ご紹介しました。今回は、そのフォームの作り方について説明します。
関連記事⇒左手は常にパワーコードを意識しよう!
ここでは例として、ルート音として4弦5フレットを弾く場合を考えますね。
最初は、小指⇒薬指⇒人差し指⇒親指の順番で形を作っていくと、分かりやすいです。
まず、小指で2弦7フレット(1オクターブ上)を押さえます。
次に、薬指で3弦7フレット(5度)を押さえます。
すると、こんな感じになります。

このときのコツとしては、左手の手のひらをネック裏にくっつけるということです。
一般的には、コードフォームを作る場合には「手のひらはネック裏から離す」のが基本とされていますので、ちょっと意外に思われるかもしれませんね。
これは、ビリーのスタイルにおいて、非常に重要なポイントになりますので、詳細は後述します。
次に、人差し指で、一番メインとなる4弦5フレットをしっかりと押さえます。届きますか?
このとき、同時に、人差し指の腹の部分で1弦をミュートするようにします。
中指は、使いませんので、浮かせておきます。
最後に、親指をネックの上から出して、グッと握ると・・・完成です! (^o^*)

親指は4弦に触れないように注意してくださいね。人差し指にくっつけるように握れば、安全です。
ルート音が3弦の場合は、親指と4弦をミュートするようにします。中指も使うと、よりよいと思います。

写真のような形になったでしょうか?
手のひらをネック裏につけるのは、「ネックを握り込む」ためです。
ビリーの左手フォームは、左手親指がネック上から出ている状態が基本になります。つまり、ネックを握り込むタイプなんですね。
親指を出してネックを握りこむことで、より力を入れて押弦することができ、しっかりと音を出すことができるのですね。
で、実際に、小指と薬指でコード構成音を押さえた状態で、かつネックを握りこもうとすると・・・手のひらをネック裏に付けないと無理なんです。
実は、僕は長年このコツに気づけず、つい数か月前まで、このフォームは出来ないものだと諦めていました。
でも、あるとき手のひらをつけてみると・・・なんと握れたんです、憧れだったこのフォームが!
これは本当に目からウロコでした。現在、猛練習中ですが、まだまだ難しいです(笑)。
ちなみに、ビリーも速弾きするときは、ネック裏に親指を置くフォームに変わります。うまく使い分けているのですね。
ちょっと話は変わりますが。急に思い出したことがあります。
僕は、小学生のころに「空手バカ一代」という漫画にハマっていまして、一時期、空手をやりたいと思っていました。(結局できなかったのですが)
そのとき、初心者向けの空手の本も読んだのですが、その中に「正拳の握り方」というのがありました。
たしか、小指から順番に手のひらの中に折りたたんでいって、最後に親指を添えて、ギチッと握りこむのだったと記憶しています。
こうすると、出来上がった拳の正面(というんですかね)がキレイに平らになるんですね。普通にパッと握ると斜めになっちゃうのですが、それだと打った時に骨折することがあるらしいです。
小指から握るだけなのに、不思議とガチガチに力が入って、簡単に開けないほどになります。これを瞬時に握りこめるように、日々鍛錬するのでしょう。
って、前半のビリーの握り方の説明とソックリですね。今回書いた内容は、このときの記憶がベースだったということが良くわかりました(笑)。
(追伸)
ここまで書いて、一応確認・・・とおそるおそるネット検索してみると、まさしく!というブログを見つけました。動画つきです。
パパ&ママでも教えられる小学生空手入門:拳の握り方
だいたい合ってましたね。良かった。(^-^;)
前回は、ビリーの左手のコードフォームの特徴について、ご紹介しました。今回は、そのフォームの作り方について説明します。
関連記事⇒左手は常にパワーコードを意識しよう!
▼作り方の解説
ここでは例として、ルート音として4弦5フレットを弾く場合を考えますね。
最初は、小指⇒薬指⇒人差し指⇒親指の順番で形を作っていくと、分かりやすいです。
まず、小指で2弦7フレット(1オクターブ上)を押さえます。
次に、薬指で3弦7フレット(5度)を押さえます。
すると、こんな感じになります。

このときのコツとしては、左手の手のひらをネック裏にくっつけるということです。
一般的には、コードフォームを作る場合には「手のひらはネック裏から離す」のが基本とされていますので、ちょっと意外に思われるかもしれませんね。
これは、ビリーのスタイルにおいて、非常に重要なポイントになりますので、詳細は後述します。
次に、人差し指で、一番メインとなる4弦5フレットをしっかりと押さえます。届きますか?
このとき、同時に、人差し指の腹の部分で1弦をミュートするようにします。
中指は、使いませんので、浮かせておきます。
最後に、親指をネックの上から出して、グッと握ると・・・完成です! (^o^*)

親指は4弦に触れないように注意してくださいね。人差し指にくっつけるように握れば、安全です。
ルート音が3弦の場合は、親指と4弦をミュートするようにします。中指も使うと、よりよいと思います。

写真のような形になったでしょうか?
▼手のひらをネック裏につける理由
手のひらをネック裏につけるのは、「ネックを握り込む」ためです。
ビリーの左手フォームは、左手親指がネック上から出ている状態が基本になります。つまり、ネックを握り込むタイプなんですね。
親指を出してネックを握りこむことで、より力を入れて押弦することができ、しっかりと音を出すことができるのですね。
で、実際に、小指と薬指でコード構成音を押さえた状態で、かつネックを握りこもうとすると・・・手のひらをネック裏に付けないと無理なんです。
実は、僕は長年このコツに気づけず、つい数か月前まで、このフォームは出来ないものだと諦めていました。
でも、あるとき手のひらをつけてみると・・・なんと握れたんです、憧れだったこのフォームが!
これは本当に目からウロコでした。現在、猛練習中ですが、まだまだ難しいです(笑)。
ちなみに、ビリーも速弾きするときは、ネック裏に親指を置くフォームに変わります。うまく使い分けているのですね。
▼意外な共通点
ちょっと話は変わりますが。急に思い出したことがあります。
僕は、小学生のころに「空手バカ一代」という漫画にハマっていまして、一時期、空手をやりたいと思っていました。(結局できなかったのですが)
そのとき、初心者向けの空手の本も読んだのですが、その中に「正拳の握り方」というのがありました。
たしか、小指から順番に手のひらの中に折りたたんでいって、最後に親指を添えて、ギチッと握りこむのだったと記憶しています。
こうすると、出来上がった拳の正面(というんですかね)がキレイに平らになるんですね。普通にパッと握ると斜めになっちゃうのですが、それだと打った時に骨折することがあるらしいです。
小指から握るだけなのに、不思議とガチガチに力が入って、簡単に開けないほどになります。これを瞬時に握りこめるように、日々鍛錬するのでしょう。
って、前半のビリーの握り方の説明とソックリですね。今回書いた内容は、このときの記憶がベースだったということが良くわかりました(笑)。
(追伸)
ここまで書いて、一応確認・・・とおそるおそるネット検索してみると、まさしく!というブログを見つけました。動画つきです。
パパ&ママでも教えられる小学生空手入門:拳の握り方
だいたい合ってましたね。良かった。(^-^;)
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左手は常にパワーコードを意識しよう!
こんにちは、ぢゃっくです。
ビリーは、曲中でもギターのようにコードを「ジャーン!」とかき鳴らすプレイをよくやります。インパクトがあって、カッコいいですよね。
このとき鳴らす音で圧倒的に多いのが、「ルート音+5度+1オクターブ上」です。俗にパワーコードといわれている構成ですね。
最近では、ベースでコードを弾くこと自体は珍しくなくなってきました。
しかし、ビリーの場合は、コードを押さえる左手のフォームが非常に独特なので、今回はそれをご紹介しようと思います。
ビリーの左手を見ていると気づくことがあります。
ルート単音を弾く場合であっても、必ず5度とオクターブ上も同時に押さえる形になっているのです。
つまり、左手は、基本的に常にコードフォームになっているのですね。
これは、コード弾きだけでなく、右手薬指でオクターブ上の音を同時に弾く「オクターブ奏法」をいつでも弾けるというメリットも兼ねています。ビリーが好んで使うこの「オクターブ奏法」については、また別記事で取り上げますね。
左手のコードフォームですが、一般的にはパワーコードは以下の写真のような押さえ方をすると思います。ギターだと、こういう形で弾きますよね。(※ちょっと照明の関係で色が気持ち悪いですが、ご容赦ください)

MASAKIさんのように小指のバーを活用する場合は、こんな感じでしょうか。僕もこの形を一番良く使っていました。

しかし!ビリーのコードフォームは違うんです!
ルート音が4弦の場合はこんな感じ。

ルート音が3弦の場合はこんな感じ。

横から見ると、こうなります。(写真が暗くてすみません)

まず、形が全然違うことがお分かりいただけるのではないかと思います。
特に特徴的なのが、小指と薬指の関節の曲り具合です。
ビリーの左手の小指と薬指の曲り具合(反り具合?)は、尋常じゃありません(笑)。指の長さもあるとは思いますが、つまりは、ものすごい力で弦を押さえているということなんです。
一般的に、ベースでコード弾きをやるときの問題点としては、弦がビビッて音が上手く鳴らないということがあります。ベースは弦が太いので、相当力を入れて押さえないとちゃんと鳴らないんですよね。
でも、ビリーのコードフォームなら、その心配はいりません!(^^*)
実際に真似してやってみると、気づくことがあるんです。
う、動かせない!
動かせないのは問題なのですが(笑)、裏を返せば、それだけ「がっちりと押さえられている」ということなんです。
実際、このフォームで7フレット付近を持てば、左手だけで軽々とベースを持ち上げられちゃうんです。普通のフォームでは到底無理ですよね。(^^;)
このフォームは、余分なノイズを出さず、思い切ってコードをかき鳴らせるように、ビリーが追求した結果なのだと思います。
まあ、そもそもビリーとは手の大きさが違いすぎるので、全く同じフォームをやろうとするのは無理があるのは確かなのですが・・・。(^^;)
それでも、ぜひ、一度このフォームを実際に真似してやってみていただきたいです。きっと新鮮な驚きがあると思います。(実は、僕もまだまだ練習中なんで偉そうなことは言えないですが・・・)
押さえ方のコツについては、次の記事でご紹介しますね。
ビリーは、曲中でもギターのようにコードを「ジャーン!」とかき鳴らすプレイをよくやります。インパクトがあって、カッコいいですよね。
このとき鳴らす音で圧倒的に多いのが、「ルート音+5度+1オクターブ上」です。俗にパワーコードといわれている構成ですね。
最近では、ベースでコードを弾くこと自体は珍しくなくなってきました。
しかし、ビリーの場合は、コードを押さえる左手のフォームが非常に独特なので、今回はそれをご紹介しようと思います。
▼基本的には常にコードフォーム
ビリーの左手を見ていると気づくことがあります。
ルート単音を弾く場合であっても、必ず5度とオクターブ上も同時に押さえる形になっているのです。
つまり、左手は、基本的に常にコードフォームになっているのですね。
これは、コード弾きだけでなく、右手薬指でオクターブ上の音を同時に弾く「オクターブ奏法」をいつでも弾けるというメリットも兼ねています。ビリーが好んで使うこの「オクターブ奏法」については、また別記事で取り上げますね。
▼コードフォームの押さえ方
左手のコードフォームですが、一般的にはパワーコードは以下の写真のような押さえ方をすると思います。ギターだと、こういう形で弾きますよね。(※ちょっと照明の関係で色が気持ち悪いですが、ご容赦ください)

MASAKIさんのように小指のバーを活用する場合は、こんな感じでしょうか。僕もこの形を一番良く使っていました。

しかし!ビリーのコードフォームは違うんです!
ルート音が4弦の場合はこんな感じ。

ルート音が3弦の場合はこんな感じ。

横から見ると、こうなります。(写真が暗くてすみません)

まず、形が全然違うことがお分かりいただけるのではないかと思います。
特に特徴的なのが、小指と薬指の関節の曲り具合です。
ビリーの左手の小指と薬指の曲り具合(反り具合?)は、尋常じゃありません(笑)。指の長さもあるとは思いますが、つまりは、ものすごい力で弦を押さえているということなんです。
▼ビリーのコードフォームの工夫
一般的に、ベースでコード弾きをやるときの問題点としては、弦がビビッて音が上手く鳴らないということがあります。ベースは弦が太いので、相当力を入れて押さえないとちゃんと鳴らないんですよね。
でも、ビリーのコードフォームなら、その心配はいりません!(^^*)
実際に真似してやってみると、気づくことがあるんです。
う、動かせない!
動かせないのは問題なのですが(笑)、裏を返せば、それだけ「がっちりと押さえられている」ということなんです。
実際、このフォームで7フレット付近を持てば、左手だけで軽々とベースを持ち上げられちゃうんです。普通のフォームでは到底無理ですよね。(^^;)
このフォームは、余分なノイズを出さず、思い切ってコードをかき鳴らせるように、ビリーが追求した結果なのだと思います。
まあ、そもそもビリーとは手の大きさが違いすぎるので、全く同じフォームをやろうとするのは無理があるのは確かなのですが・・・。(^^;)
それでも、ぜひ、一度このフォームを実際に真似してやってみていただきたいです。きっと新鮮な驚きがあると思います。(実は、僕もまだまだ練習中なんで偉そうなことは言えないですが・・・)
押さえ方のコツについては、次の記事でご紹介しますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。もし共感していただけましたら、応援クリックをお願いします。![]() 人気ブログランキングへ お問い合わせは、コチラからお気軽にどうぞ。 |