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ビリーシーンスタイル・ベースの探求

ビリーシーンに学ぼう!街で一目置かれる個性派ベースプレイヤーを目指します。



2014-09-01

4本全ての弦を使ったスウィープの奏法解説

こんにちは、ぢゃっくです。

遅くなりましたが、4弦全てを使ったスウィープ・ピッキングについて、ご紹介しますね。

▼奏法解説


以下の記事で解説した3本弦を使ったスウィープに、4弦を足すわけですが、単にコードのルート音を足すだけではなく、3度の音も足すのが特徴です。

関連記事⇒スウィープ・ピッキングはこうやって弾きます!

譜面にすると、こんな感じになります。まず、Cメジャーコードの場合とBマイナーコードの場合です。

4strings_sweep_major

4strings_sweep_minor

一番最初の4弦のルート音は、実際に弦を弾きます。そのあと駆け上がるときのために、右手はもう指板上に持ってきておきます。このとき、右手人差し指を使って、下から上にはじくように弾くのがコツです。

弾いた勢いで3度の音をハンマリングします。そのあとは、3本弦スウィープと同じ要領で駆け上がって、レイキングで降りてきます。最後に、3度の音をレイキングで弾いて、プリング。これで一往復の4本弦スウィープが完成です。

これを続けてやるときは、そのまま3度の音をハンマリングして音が出せればいいのですが、しっかり音をだすのがしんどいので、右手でルート音をもう一度弾いてから始めるようにしています。

また、ビリーは、3弦から2弦へ駆け上がるとき、中指のバーで押さえています。僕はこれまでの3本弦スウィープと同じく、中指と薬指で個別に押さえてやってますが、バーの方が速く弾けるのかなーとは思います。

言葉で書くと、分かりにくいですね。このあたりをふくめて、僕が実演している解説動画がこちらです。

【ビリーシーンスタイル】4本弦スウィープの仕組み


▼参考動画


ビリーが解説してくれている動画をご紹介しますね。3:50あたりからです。スウィープを例に出して、「細かいパートに分解して練習すれば、必ずできるようになるよ」という話をしています。

Billy Sheehan @ CPM Music Institute


▼参考楽曲


4弦スウィープが楽しめる楽曲があります。それは、The Winery Dogsの「Not Hopeless」です。

間奏の後半、ギターとのユニゾンで使っています。まず、2:25あたりから怒涛のベースソロがあり、続いて、最近お得意のボスハンド(両手)タッピングのユニゾンがあって・・・その後です(笑)。ここまで辿り着くのも至難の業ですね。

とりあえず何をしているのかは現在研究中ですので、楽しみにしていてくださいね。同じスピードでは弾くのは無理だと思いますが・・・。(^^;)



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2014-06-06

「Had Enough」のスウィープ動画をアップしました!

こんにちは、ぢゃっくです。

今回は、スウィープ奏法の追加情報です。

おそらくアルバムの楽曲でスウィープが聴けるのは、1stアルバム「MR.BIG」に収録されている「Had Enough」のイントロだけなのではないかと思っています。

そのイントロのベース・ソロ部分について、紹介した動画をアップしました。

【ビリーシーンスタイル】HadEnoughイントロのスウィープ


ポジション移動しながらのスウィープの練習には、もってこいだと思います。

▼お詫び:4弦も使ってましたね


その前に紹介したスウィープの解説動画で「ビリーは4弦は使わないようです」と言ってしまったんですが、最近はそんなことはないんですね。(^^;)

関連記事⇒スウィープ・ピッキングはこうやって弾きます!

2009年の武道館ライヴのベース・ソロでは、しっかり4弦まで使ったスウィープをやっていました。失礼しました。

この弾き方の詳細については、また別記事で取り上げたいと思います。

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2014-05-25

スウィープ・ピッキングはこうやって弾きます!

こんにちは、ぢゃっくです。

今回は、ビリーのスウィープ・ピッキングについてご紹介しますね。

▼参考動画


動画をアップしましたので、まずはこちらをご覧いただければと思います。弾き方について、詳しく解説しています。

【ビリーシーンスタイル】スウィープ・ピッキングの解説


スウィープというと、ギターではかなり一般的なテクニックとして浸透していますが、ベースではあまり馴染みがないですよね。

しかし、ビリーは、僕が初めて観たビデオ「ビリーシーン・イン・ジャパン」の中で、既にスウィープを披露しています。そのときは「フラメンコみたいだろ?」とか言って、さらっと弾いていましたね。

僕はこの華麗な雰囲気にいたく感銘を受け、必死で練習しました(笑)。

▼色々なテクを学べます


ビリーのスウィープ・ピッキングは、ギターのそれとは弾き方がだいぶ異なります。

動画の中でも解説していますが、

・スリーフィンガー(逆順)
・ハンマリング・プリング
・ライトハンド・タッピング
・レイキング

という各種テクニックを組み合わせることで実現されています。つまり、これらのテクニックを総合的に練習するのに、好適なエクササイズだと思います。

▼駆け上がりは1弦1指で


MASAKIさんも著書の中でスウィープについて解説されています。ただ、駆け上がり方は、ギターと同じように親指で4弦からダラララーと一方向に弾く方法を示されていました。

ビリーの場合は、右手はスリーフィンガーを応用した形になっています。

ただし、通常のスリーフィンガーとは指順が逆になります。つまり、人差し指→中指→薬指の順番で、1弦1指で弾いて駆け上がるのですね。

この方法のメリットとして、駆け上がるときの速度を制御しやすいということ挙げられます。

つまり、リズムに合わせたスウィープがしやすいと言うことなんです。スローなテンポであっても、駆け上がりを難なく弾けるんですね。

▼余談


少し前のヤング・ギターで、ポール・ギルバートとRacerXの盟友ブルース・ブレの特集記事を読んだのですが、そのとき「Motor Man」のスウィープがとても難しかったという話が掲載されていました。アルバム「Second Heat」に収録されている名曲です。

(立ち読みだったので、うろ覚えです。「Motor Man」じゃなかったかも・・・)



名手ポール・ギルバートをして「リズムに合わせてスウィープするのは本当に難しいんだ」と言わしめるのですから、よほど難しいのですね・・・

それを考えても、ビリーの方法のメリットは大きいと思います。まあ、ベースだから可能な方法なんですけども(笑)。

ちなみに、僕はギターではスウィープ全然弾けません。(^^;)

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ぢゃっく

Author:ぢゃっく
こんにちは。色々な楽器をやりますが、特にベースが楽しくて仕方ないアラフォー男性です。ビリーシーンが大好きで、彼のプレイスタイルを吸収すべく日々研究に励んでいます。自分は音楽に支えられているなあと感じる今日この頃です。2016年4月から、ついに念願のアティテュード・リミテッド(LTD2)を使い始めました(^^*)。詳しいプロフィールは、コチラにあります。

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洋楽で学ぶ英会話♪
english_lecture_pat_torpey
動画レクチャーの新シリーズです。「Billy Sheehan」「Richie Kotzen」「MR.BIG」どう読めばネイティブの雰囲気に近づけるでしょうか?ネイティブの歌い方や読み方を真似することで英会話を学ぶ方法についてシェアしていきます。小難しい理論はひとまず抜きにして、すぐ効果を実感してもらえるような内容を目指します♪
シグネチャーペダル
EBS Billy Sheehan Signature Drive Pedal です。手軽にビリーサウンドを再現できる「救世主」です。かつてビリーが愛用していたピアースG1のように、クリーン・サウンドにディストーション・サウンドを重ねて出力することができます。コンプレッサーも内蔵。ビリーのペダルボードには、2台使われています。
シグネチャー弦
Rotosound BS66です。ロトサウンド。ステンレスなんですよね。昔はもっと高かった記憶があるのですが、今は2,000円台で買えるんですね。
シグネチャーベース
YAMAHA Attitude LTD3です。フロントPUは、LTD2までのディマジオWillPowerではなく、ヤマハ製ウーファーになっています。ネック接合部は、角度のついたボルトが2本追加されて、より強固なつくりに。また、ナットはグラファイト製に変更されています。また、ブリッジのサドルは、カマボコ型から円柱型に戻りました。
シグネチャーベース2
YAMAHA BB714BSです。もう一つのビリー・シグネチャー・モデル。かつてのBB3000カスタムを彷彿とさせるBBフォルムと深い赤がステキ。特筆すべきは、フロントのウーファーPUが標準搭載されていること。ハイカット・スイッチもついています。Attitude Limited LTD3のフロントPUは、このBB714BSをさらに改良したものだとか。Attitudeに比べてネックは細めなので、移行しやすそうです。
最新コンプレッサー
Keeley Compressor Proです。2015年から使い始めており、従来のMXR M-87が2台ともこれに置き換えてられています。かなり高いです(++;)。
最新アンプヘッド
Hartke LH1000です。従来は低音出力用に使われていましたが、2015年秋から高音/低音ともこれに統一されました。
最新キャビネット
Hartke HYD115です。2015年秋から高音/低音で分けていたキャビネットがこれに統一されました。15インチのアルミ製コーンを1発搭載。15インチ搭載キャビネットでは最軽量。HyDriveシリーズは、シルバーパネルがスタイリッシュですね♪
旧コンプレッサー
MXR Bass Compressor M-87です。現在のビリーのエフェクトは、EBSドライブとこのコンプが中心です。ツマミが5個のこのタイプが気に入っているそうです。自分の事を「熱烈なコンプ・ファン」というくらいコンプが好きみたいです。
旧アンプヘッド(高)
Hartke HA5500です。リアPUからの高音出力を通すアンプヘッドです。グラフィック・イコライザーは「丸い山型」にします。コンプも内蔵されていますが、使っていないようです。欲しいですが、ちょっとまだ手が届かないですね。
旧アンプヘッド(低)
Hartke LH1000です。フロントPUからの低音出力を通すアンプヘッドです。1000Wのハイパワー出力。これを買おうか悩む日なんてこないだろうなあ(苦笑)。
旧キャビネット(高)
Hartke AK115です。リアPUからの高音出力用のキャビネットです。この正方形のデザイン、コンパクトで好きです。2台積んだときの収まり感も良いですね。15インチ400Wという大出力ペーパーコーン1発を格納。ビリー曰く、位相ずれによる干渉がなく正確で、そのサウンドは「デリシャス!」だそうです。
旧キャビネット(低)
Hartke AK410です。フロントPUからの低音出力を鳴らすキャビネットです。10インチ125Wペーパーコーンが4発格納されています。小口径スピーカーで低域を鳴らすことで、パンチのある音が出るそうです。他の人にセットアップさせると、毎回こちらを高音用だと間違えるとか(笑)。
フロントピックアップ
DiMarzio DP145 Will Power Neckです。フロント側ピックアップ。ディマジオ・・・なんか名前の響きだけでも憧れます。Attitude Limited LTD3に搭載されているのはヤマハ純正のウーファーPUです。ディマジオの公式動画でLTD3を紹介するときは、フロントPUには黒いカバーがされていて、一切触れていませんでしたね。上手いです(笑)。
リアピックアップ
DiMarzio DP146 Will Power Middleです。リア側ピックアップ。Attitude Limited LTD3にも搭載されています。ビリーは、この上にエポキシ樹脂を塗って、このPUに触れながら弾くよう高さを調節しています。表面は丸くツルツルになっています(笑)。
パワーサプライ
VOODOO LAB PEDAL POWER 2 PLUSです。9V動作のエフェクターに最大8系統の電源供給が可能です。8系統の各電源出力が完全独立で、電源から起こる各エフェクターのサウンド相互障害を解消し、エフェクター本来のパフォーマンスを引き出すパワーサプライです。
ワイヤレス
LINE6 G50です。ビリーは、高音用と低音用で2台使っています。赤と青のシールの貼られた送信機をストラップに2個くっつけていますね。周波数帯域2.4GHzで通信するため、テレビ等の電波による影響を受けにくく、音質が非常にクリアだそうです。60mまで離れてもOKです。
フットスイッチ
MORLEY LINE SELECTOR ABYです。ビリーは、ディストーションをON/OFFするためのフットスイッチとして使用しています。EBSドライブペダルのディストーション側ループをA端子とOUTPUT端子に接続しています。B端子を未接続にすることで、AorBのスイッチでON/OFFを切り替えます。AandBのスイッチは意味がなさそうなので、スイッチ1個のラインセレクタで十分代用できそうです。