ビリーシーンスタイル・ベースの探求 >> ビリーの使用機材について
ビリーの使用機材について関連の新着記事一覧
ビリーのステージ機材が少し変わっています!
新アルバム「Hot Streak」をリリース後、全米ツアーをしていたワイナリードッグスですが、先日無事に千秋楽を迎えたようですね(´ω`*)。次は、年が明けて2月からワールドツアーが始まります。
ライヴの様子がTwitterやYouTubeなどで日々投稿されていましたが、ご覧になりましたでしょうか?
もうお気づきの方も多いと思いますが、今回のツアーからビリーの機材が少し変わっているんです!簡単に違いをまとめてみますね。
これまでは、高音が「Hartke AK115」、低音が「Hartke AK410」という組み合わせでしたが、今回の変更で、高音/低音ともに「Hartke HyDrive 115」に統一されています。

15インチ・アルミコーン1発のモデルです。HyDriveシリーズは、前面のシルバーパネルがスタイリッシュですね。
これまでは、高音が「Hartke HA5500」、低音が「Hartke LH1000」という組み合わせでしたが、こちらも高音/低音ともに「LH1000」に統一されました。

アンプについては、ヘッドもキャビネットも共通化を進めているようですね。
LH1000になることで、高音側の出力も1000Wにアップしたということになります。
HA5500は、カマボコ型に設定された光るLEDのグラフィック・イコライザーが印象的でしたが、LH1000には、トレブル/ミドル/ベースの3つのシンプルなツマミしかありません。
なめらかカマボコ型セッティングならグライコである必要はないという感じなのでしょうか。
まず、コンプレッサーが高音/低音とも白のMXRからキーリーのペダルに変わっています。
◆Keeley Compressor Pro

あと、新たに追加されたペダルが2個あります。
◆Micro POG Polyphonic Octave Generator

オクタ─バーです。昔のラック・システム時代に使っていた「Eventide H910 Harmonizer」の代替のようです。
従来からフロントPUの低音ライン上にEBSオクタベースがいたのですが、リアPUの高音ラインにもPOGを入れたということみたいですね。すごい重低音になりそう(笑)。
ちなみに、ビリーは「通常はどちらもオフだよ」と言っています。
◆ISP TECHNOLOGIES DECIMATOR II

ノイズリダクションです。こちらもラック・システム時代に使っていた「ISP DECIMATOR ProRack」の代替のようです。
そしてついに、ビリー本人が機材解説をしてくれる動画がプレミアギターの「Rig Rundown」でアップされました。
Rig Rundown - The Winery Dogs
前半はリッチーの解説になっていて、ビリーは10:58あたりからになります。ペダルボードのアップもあって、すごく興味深いですね。(^o^*)
5個の正方形のアンプ・キャビネットに囲まれるように、中央に4台の黒いアンプ・ヘッドが収まり、その上にペダルボード、MIDI音源モジュール、ワイヤレス・レシーバーを載せるという現在のシステムは、見た目もスッキリとしていて、とても機能的だなあと思います(´ω`*)。
もし参考になりましたら、TwitterやFacebookなどでシェアしていただけたら嬉しいです(´▽`*)。
ライヴの様子がTwitterやYouTubeなどで日々投稿されていましたが、ご覧になりましたでしょうか?
もうお気づきの方も多いと思いますが、今回のツアーからビリーの機材が少し変わっているんです!簡単に違いをまとめてみますね。
▼アンプキャビネット
これまでは、高音が「Hartke AK115」、低音が「Hartke AK410」という組み合わせでしたが、今回の変更で、高音/低音ともに「Hartke HyDrive 115」に統一されています。

15インチ・アルミコーン1発のモデルです。HyDriveシリーズは、前面のシルバーパネルがスタイリッシュですね。
▼アンプヘッド
これまでは、高音が「Hartke HA5500」、低音が「Hartke LH1000」という組み合わせでしたが、こちらも高音/低音ともに「LH1000」に統一されました。

アンプについては、ヘッドもキャビネットも共通化を進めているようですね。
LH1000になることで、高音側の出力も1000Wにアップしたということになります。
HA5500は、カマボコ型に設定された光るLEDのグラフィック・イコライザーが印象的でしたが、LH1000には、トレブル/ミドル/ベースの3つのシンプルなツマミしかありません。
なめらかカマボコ型セッティングならグライコである必要はないという感じなのでしょうか。
▼ペダルボード
まず、コンプレッサーが高音/低音とも白のMXRからキーリーのペダルに変わっています。
◆Keeley Compressor Pro

あと、新たに追加されたペダルが2個あります。
◆Micro POG Polyphonic Octave Generator

オクタ─バーです。昔のラック・システム時代に使っていた「Eventide H910 Harmonizer」の代替のようです。
従来からフロントPUの低音ライン上にEBSオクタベースがいたのですが、リアPUの高音ラインにもPOGを入れたということみたいですね。すごい重低音になりそう(笑)。
ちなみに、ビリーは「通常はどちらもオフだよ」と言っています。
◆ISP TECHNOLOGIES DECIMATOR II

ノイズリダクションです。こちらもラック・システム時代に使っていた「ISP DECIMATOR ProRack」の代替のようです。
▼本人による解説動画
そしてついに、ビリー本人が機材解説をしてくれる動画がプレミアギターの「Rig Rundown」でアップされました。
Rig Rundown - The Winery Dogs
前半はリッチーの解説になっていて、ビリーは10:58あたりからになります。ペダルボードのアップもあって、すごく興味深いですね。(^o^*)
5個の正方形のアンプ・キャビネットに囲まれるように、中央に4台の黒いアンプ・ヘッドが収まり、その上にペダルボード、MIDI音源モジュール、ワイヤレス・レシーバーを載せるという現在のシステムは、見た目もスッキリとしていて、とても機能的だなあと思います(´ω`*)。
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【追加情報】ストラップの真相が明らかに!
こんにちは、ぢゃっくです。
ビリーのストラップの記事について、たくさんのコメントをいただきました。ありがとうございました!
まとめてシェアさせていただきますね。
関連記事⇒ビリーのストラップの特徴とは?

(引用元:Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars.)
初期の頃に使っていた幅広のストラップは、なんと航空機を空母に固定するためのベルトでした。
「Attitude Day」の動画でも、飛行機が着陸するジェスチャーをしていましたが、そういうことだったんですねー。そりゃあ、頑丈なはずです(笑)。
地元バッファローにあった「バッファロー・ベルト&ウィービング」という会社のもので、ビリーはロールで購入していたようです。
ストラップは、円形プレートと長いネジで直接ボディに取り付けてあるそうです。ガシャンガシャンと振っているシーンでは、「だから!絶対に!外れないんだ!よ!」というふうに聴こえます(笑)。
また、素材は、てっきり革だと思っていたのですが、なんと布製なのだそうです。改めて、手持ちの資料で、アップの写真などを見てみると、たしかに編まれた繊維とか端がほつれた感じが見て取れました。
布製の理由として、ビリーは洗えることにこだわっていたんだそうです。革製だと洗えませんから、カビが生えてしまうんだとか。ビリーは、ライヴでいつも汗だくですもんね(笑)。
現在使っているストラップは、Moodyというメーカーのものだそうです。高級なストラップを提供するメーカーみたいですね。しかし、ビリーが使っているのと同じモデルは市販されていないようです。
皆さん、材料を探したり、工夫したりして、自分なりの「ビリー仕様ストラップ」を作られていることにも驚きました。僕もちょっと探してみようと思いました。
バッドビリーさん、し~はんさん、置石亮さん、貴重な情報、ありがとうございました。
もう一つ、ストラップについて語っている動画を見つけました。2010年の「Guitar Center」でのクリニックの様子です。
Guitar Center Sessions: Billy Sheehan - Become a Better Bass Player
4:10くらいからです。基本的に同じことをしゃべっているのですが、こちらは少し聴き取りやすいですね。
飛行機のジェスチャーの部分では、「その会社は、F-14が空母に着艦するときに使うベルトを作っていた」と聴こえます。
F-14というのは、米海軍の艦上戦闘機で「トムキャット」という愛称で親しまれています。トム・クルーズ主演の大ヒット映画「トップガン」やヨーロッパの同名主題歌が印象的な映画「ファイナル・カウントダウン」で登場するので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
僕は、航空機マニアでもありまして、ビリーの口からF-14という単語が出てくるとは・・・と、いたく感激しました(笑)。
ビリーのストラップの記事について、たくさんのコメントをいただきました。ありがとうございました!
まとめてシェアさせていただきますね。
関連記事⇒ビリーのストラップの特徴とは?

(引用元:Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars.)
▼頑丈なはずです
初期の頃に使っていた幅広のストラップは、なんと航空機を空母に固定するためのベルトでした。
「Attitude Day」の動画でも、飛行機が着陸するジェスチャーをしていましたが、そういうことだったんですねー。そりゃあ、頑丈なはずです(笑)。
地元バッファローにあった「バッファロー・ベルト&ウィービング」という会社のもので、ビリーはロールで購入していたようです。
ストラップは、円形プレートと長いネジで直接ボディに取り付けてあるそうです。ガシャンガシャンと振っているシーンでは、「だから!絶対に!外れないんだ!よ!」というふうに聴こえます(笑)。
また、素材は、てっきり革だと思っていたのですが、なんと布製なのだそうです。改めて、手持ちの資料で、アップの写真などを見てみると、たしかに編まれた繊維とか端がほつれた感じが見て取れました。
布製の理由として、ビリーは洗えることにこだわっていたんだそうです。革製だと洗えませんから、カビが生えてしまうんだとか。ビリーは、ライヴでいつも汗だくですもんね(笑)。
現在使っているストラップは、Moodyというメーカーのものだそうです。高級なストラップを提供するメーカーみたいですね。しかし、ビリーが使っているのと同じモデルは市販されていないようです。
皆さん、材料を探したり、工夫したりして、自分なりの「ビリー仕様ストラップ」を作られていることにも驚きました。僕もちょっと探してみようと思いました。
バッドビリーさん、し~はんさん、置石亮さん、貴重な情報、ありがとうございました。
▼余談
もう一つ、ストラップについて語っている動画を見つけました。2010年の「Guitar Center」でのクリニックの様子です。
Guitar Center Sessions: Billy Sheehan - Become a Better Bass Player
4:10くらいからです。基本的に同じことをしゃべっているのですが、こちらは少し聴き取りやすいですね。
飛行機のジェスチャーの部分では、「その会社は、F-14が空母に着艦するときに使うベルトを作っていた」と聴こえます。
F-14というのは、米海軍の艦上戦闘機で「トムキャット」という愛称で親しまれています。トム・クルーズ主演の大ヒット映画「トップガン」やヨーロッパの同名主題歌が印象的な映画「ファイナル・カウントダウン」で登場するので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。
僕は、航空機マニアでもありまして、ビリーの口からF-14という単語が出てくるとは・・・と、いたく感激しました(笑)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |
ビリーのストラップの特徴とは?
こんにちは、ぢゃっくです。
ビリーは、使用するストラップにも独自のこだわりがあります。特徴として、下記の3点が挙げられます。
1.伸びにくい素材
2.分厚く幅が広い
3.ワンピース
タラス時代から現在まで、いくつかの変遷はあるようですが、この3点は継承されているようです。

(引用元:Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars.)
これらは、基本的には全てプレイの精度を高めるための工夫であり、ビリーのダイナミックなプレイを支える重要なポイントだと考えています。それぞれについて、考察してみました。
ストラップが伸びやすい素材だと、ベースの場所がフワフワして安定しません。伸びない素材を使うことで、ベースが常に同じ位置にくるため、走り回っても、寝転がっても(笑)、安定して弾くことができるんですね。
また、柔らかいと、ビリーの十八番、ネック・ベンドができないという致命的な問題があります。ネック・ベンドをするためには、ストラップを目一杯伸ばしたところに強固な【支点】を作る必要があるため、伸びないストラップが必須というわけですね。
ビリーのストラップは革製と思われるのですが、かなり分厚くて、ゴワゴワした感じの固そうな素材です。
幅が広いことで、ベースの重さを広範囲に分散させることができ、肩への負担が抑えられます。皮の分厚さも、クッションとしての役割があるかもしれませんね。
また、身体との接触面が広くなり、摩擦が大きくなるので、よりベースの位置が動きにくく、安定性が増すことになります。
ワンピースというのは、「つなぎ目のない一枚物」という意味ですよね。ストラップがワンピースであるということは、つまり、長さを調整できないということなんです!
ビリーは、以下のように言っています。
ビリーは、「皆が同じものを買って使えるように」ということで、ベースにしてもエフェクターにしても、基本的には市販品と同じモデルを使っているそうですが、ストラップだけはビリーの身体に合わせたカスタム品なのかなと思っています。
特に昔使っていたものは、自分で分厚い皮に穴を開けて作ったのでは・・と思っています。見た目が、お世辞にも・・なので(^^;)。
ちなみに、現在は、黒い色のストラップを使っているようですが、どこかのメーカー製なんでしょうか。ネットで調べてみたのですが、よく分かりませんでした。
ストラップの強靭さがわかる超絶パフォーマンスをご紹介します。前回に引き続き「Attitude Day」の動画からです。
Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars.
2:00あたりからストラップの話が始まるのですが、2:45あたりから
ひええ、ちょっとヤメテ!(;゜Д゜)
と思って、冷や汗が出ました(笑)。
ストラップを持って、無造作にガシャンガシャンと振っているわけですが、切れたらタダじゃ済まないのは誰の目にも明らかです・・・。心から信頼していないとできないですよね、怖くて。(^^;

(引用元:Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars.)
4キロ強のベースの重力+慣性が、繰り返し容赦なく掛かるわけですから、普通のストラップでは、ちょっと持たないでしょう。ビリーのストラップは、全くビクともしていない感じです。
また、ストラップもすごいですが、アティテュードのピン部分も、相当頑丈に設計されているってことですね。この動画でも、2本のストラップ・ピンがボディ内部に深くまで入っているんだ、というような解説をしていました。
このストラップのくだりでは、ビリーが色々面白いことを言ってるようで、観客の笑い声が絶えません。バッファロー時代のローカル話も語られているようなんですが・・・残念ながら、僕には聞き取れませんでした。
非英語圏でのクリニックの場合は手加減して話してくれるのですが、これは本国のですから、もうお手上げです(--;)。
ビリーは、使用するストラップにも独自のこだわりがあります。特徴として、下記の3点が挙げられます。
1.伸びにくい素材
2.分厚く幅が広い
3.ワンピース
タラス時代から現在まで、いくつかの変遷はあるようですが、この3点は継承されているようです。

(引用元:Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars.)
これらは、基本的には全てプレイの精度を高めるための工夫であり、ビリーのダイナミックなプレイを支える重要なポイントだと考えています。それぞれについて、考察してみました。
▼伸びにくい素材
ストラップが伸びやすい素材だと、ベースの場所がフワフワして安定しません。伸びない素材を使うことで、ベースが常に同じ位置にくるため、走り回っても、寝転がっても(笑)、安定して弾くことができるんですね。
また、柔らかいと、ビリーの十八番、ネック・ベンドができないという致命的な問題があります。ネック・ベンドをするためには、ストラップを目一杯伸ばしたところに強固な【支点】を作る必要があるため、伸びないストラップが必須というわけですね。
ビリーのストラップは革製と思われるのですが、かなり分厚くて、ゴワゴワした感じの固そうな素材です。
▼分厚く幅が広い
幅が広いことで、ベースの重さを広範囲に分散させることができ、肩への負担が抑えられます。皮の分厚さも、クッションとしての役割があるかもしれませんね。
また、身体との接触面が広くなり、摩擦が大きくなるので、よりベースの位置が動きにくく、安定性が増すことになります。
▼ワンピース
ワンピースというのは、「つなぎ目のない一枚物」という意味ですよね。ストラップがワンピースであるということは、つまり、長さを調整できないということなんです!
ビリーは、以下のように言っています。
いつも完璧な位置にあるようにね。ベースが常に同じ位置にあるのは、とても大事なことなんだ。
ビリーは、「皆が同じものを買って使えるように」ということで、ベースにしてもエフェクターにしても、基本的には市販品と同じモデルを使っているそうですが、ストラップだけはビリーの身体に合わせたカスタム品なのかなと思っています。
特に昔使っていたものは、自分で分厚い皮に穴を開けて作ったのでは・・と思っています。見た目が、お世辞にも・・なので(^^;)。
ちなみに、現在は、黒い色のストラップを使っているようですが、どこかのメーカー製なんでしょうか。ネットで調べてみたのですが、よく分かりませんでした。
▼冷や汗が出ました
ストラップの強靭さがわかる超絶パフォーマンスをご紹介します。前回に引き続き「Attitude Day」の動画からです。
Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars.
2:00あたりからストラップの話が始まるのですが、2:45あたりから
ひええ、ちょっとヤメテ!(;゜Д゜)
と思って、冷や汗が出ました(笑)。
ストラップを持って、無造作にガシャンガシャンと振っているわけですが、切れたらタダじゃ済まないのは誰の目にも明らかです・・・。心から信頼していないとできないですよね、怖くて。(^^;

(引用元:Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars.)
4キロ強のベースの重力+慣性が、繰り返し容赦なく掛かるわけですから、普通のストラップでは、ちょっと持たないでしょう。ビリーのストラップは、全くビクともしていない感じです。
また、ストラップもすごいですが、アティテュードのピン部分も、相当頑丈に設計されているってことですね。この動画でも、2本のストラップ・ピンがボディ内部に深くまで入っているんだ、というような解説をしていました。
このストラップのくだりでは、ビリーが色々面白いことを言ってるようで、観客の笑い声が絶えません。バッファロー時代のローカル話も語られているようなんですが・・・残念ながら、僕には聞き取れませんでした。
非英語圏でのクリニックの場合は手加減して話してくれるのですが、これは本国のですから、もうお手上げです(--;)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |
アティテュード8弦のサウンドが!
こんにちは、ぢゃっくです。
2012/09/15にロサンゼルスで開催されたビリーのベースクリニックの動画をシェアしますね。
Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars
「Attitude Day」という副題がついたこのクリニックでは、
MR.BIG再結成時のポールとのデュエット・ソロでお馴染みのアティテュード・ダブルネック、
ドクロ模様のインレイが入った指板が印象的な黒のアティテュード8弦モデル、
以前このブログでも紹介した「ワイフ」の超精密レプリカ、
などなど、写真でしか見たことがないようなレアなベースを、
ビリー本人が実際に弾いてくれているんです!\(^o^)/
これはとっても貴重ですよね!(^o^*)
音は出してないようですが、本物の「ワイフ」も置いてあります。
関連記事⇒とんでもないモノを作った人がいました!
中でも、3:36から登場するアティテュード8弦モデルのサウンドは興味深いですね。
「ハープシコードのような音がする」とビリーが説明していますが、本当に重厚な響きでとても魅力的です。
手元にある「ULTIMATE BILLY SHEEHAN」という本に、黒の8弦についての記載がありましたので、紹介しますね。
作ったのは、ロサンゼルスにあるYamaha Guitar Development (YGD)のデザイナー、レオ・ナップさん。その方のインタビューから引用します。
動画の4:43からが、まさしく、この仕様のデモになります。
この本の記述を読んでも、あんまり理解できませんでしたが、こうして動画で見ると分かりますね。かなり感動しました。(^^)
といいつつ、この8弦モデル、どういう経緯で開発されたのかは、僕は知りません・・・(笑)。
ビリーは気に入ってるそうですが、何かの記念モデルなんでしょうか。ご存じの方、ご教授ください。
前回記事では、アティテュード・リミテッドのボディバランスの良さについて、ご紹介しました。
関連記事⇒アティテュードは身体にも優しい?
今回紹介した動画の中で、それをビリーがちらっと見せてくれる箇所がありました。
3:20からなのですが、手を離すと、ベースが自然に戻ってきて、すっと落ち着く感じが分かりますね。
この「Attitude Day」の動画は、本当に興味深いシーンが多いので、もう少し掘り下げたいと思います。
2012/09/15にロサンゼルスで開催されたビリーのベースクリニックの動画をシェアしますね。
Yamaha Attitude Day Sept. 15th 2012, Billy Sheehan explains some of his Bass Guitars
「Attitude Day」という副題がついたこのクリニックでは、
MR.BIG再結成時のポールとのデュエット・ソロでお馴染みのアティテュード・ダブルネック、
ドクロ模様のインレイが入った指板が印象的な黒のアティテュード8弦モデル、
以前このブログでも紹介した「ワイフ」の超精密レプリカ、
などなど、写真でしか見たことがないようなレアなベースを、
ビリー本人が実際に弾いてくれているんです!\(^o^)/
これはとっても貴重ですよね!(^o^*)
音は出してないようですが、本物の「ワイフ」も置いてあります。
関連記事⇒とんでもないモノを作った人がいました!
▼レオ・ナップの逸品
中でも、3:36から登場するアティテュード8弦モデルのサウンドは興味深いですね。
「ハープシコードのような音がする」とビリーが説明していますが、本当に重厚な響きでとても魅力的です。
手元にある「ULTIMATE BILLY SHEEHAN」という本に、黒の8弦についての記載がありましたので、紹介しますね。
作ったのは、ロサンゼルスにあるYamaha Guitar Development (YGD)のデザイナー、レオ・ナップさん。その方のインタビューから引用します。
(副弦が付いている黒の8弦は?)
あれにはもっといろいろな特徴がある。ブリッジは僕自身が作った。ブリッジには、副弦のためだけにピエゾ・ピックアップが内蔵してある。そしてピックアップ・バランサーをコントロールすれば、副弦だけのサウンドを取り出すことも可能になっているんだ。
動画の4:43からが、まさしく、この仕様のデモになります。
この本の記述を読んでも、あんまり理解できませんでしたが、こうして動画で見ると分かりますね。かなり感動しました。(^^)
といいつつ、この8弦モデル、どういう経緯で開発されたのかは、僕は知りません・・・(笑)。
ビリーは気に入ってるそうですが、何かの記念モデルなんでしょうか。ご存じの方、ご教授ください。
▼ボディバランスの妙も
前回記事では、アティテュード・リミテッドのボディバランスの良さについて、ご紹介しました。
関連記事⇒アティテュードは身体にも優しい?
今回紹介した動画の中で、それをビリーがちらっと見せてくれる箇所がありました。
3:20からなのですが、手を離すと、ベースが自然に戻ってきて、すっと落ち着く感じが分かりますね。
この「Attitude Day」の動画は、本当に興味深いシーンが多いので、もう少し掘り下げたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |
アティテュードは身体にも優しい?
こんにちは、ぢゃっくです。
ビリーがアティテュード・リミテッドについて解説する動画を見ていて、本当に細部まで考慮されて設計されているんだなあ・・・と感心したことがありました。
それは「バランスの良さ」です。
Billy Sheehan Talks About His Signature Yamaha Bass Before His Show with The Flo Guitar Enthusiasts
7:20あたりからですが、「ネックが重い」という苦情?に応えて、LTD3ではトラスロッドが軽量化されているという話をしています。
そのあと、7:25あたりにビリーが左手でベースを持ちあげるシーンがあるのですが、ネック側のストラップピンの取り付け部分を持ってぶら下げると、ネックが約45度の傾きで、ピタリと静止します。
このときにビリーは、
このベースは頭でっかちだけど、この点で相殺されるんだ。ちょうどぴったりとね。
と解説しています。
ベースという楽器は、その構造上、長いネックの先に大きなヘッドがついているため、ピン部分でぶら下げたときにヘッドの方が下がってしまうことも珍しくありません。
俗にいう「ヘッド落ち」です。
しかし、アティテュードは、実際に弾く姿勢に近いネック角度で自然とバランスが取れるように設計されているんですね。
ヘッド落ちしていると、とても弾きにくいそうですので、アティテュード・リミテッドは「かなり弾きやすいベース」といえるのではないかと思います。
ちなみに、僕が使っているアティテュード・スペシャルちゃんでも、ほぼ45度になりますよ。(^o^*)
ちょっとベースの話から外れますが、重心についての余談を。
僕は釣りも趣味なのですが、初心者の方が竿とリールを選ぶときは、「重心の位置が重要!」だと言われています。
竿にリールを装着した(できれば、竿の先に仕掛けも付けた)状態で、人差し指だけでバランスが取れる所(=重心)を探すのですが、それが出来るだけ「リールの足の近く」にあるのが良い!とされています。
これは、リールの足を中指と薬指で挟んで握った時に、
重心が手のひらの中にくる
ということなんですね。
こうすると、圧倒的に疲れにくい!んですよ。
特にルアー釣りのように、投げては巻くという動作を繰り返す釣りの場合には、かなり効きます。
重心が手のひらの中にあれば、短い竿なら手首のスナップだけで軽く投げることができますし、コントロールもしやすいので、狙ったポイントに投げやすくなります。
でも、重心が手の中から外れると、とたんに、竿を振るのが重く辛く感じるようになります。一日中、ずっと振っていたら、確実に体中が筋肉痛になってしまいます・・・。
野球選手がトレーニングのために、わざとバットの先におもりをつけて素振りをすることがありますよね。あれと同じイメージで、
バランスが悪いと、とにかく疲れてしまう
んですよね。
ベースの話に戻りますね(笑)。
ビリーは、ベースを激しく振り回したり、裏返したり、バイオリン風に逆さまにしたり(笑)しますが、アティテュード・リミテッドの場合は、この適切な重心設計によって、
実際の重さのイメージよりも軽々と取り回すことができる
のではないかと思います。
パッと手を離してぶら下げれば、身体の最適な場所にスッと収まってくれるわけですから。
これにより、肩への負担や身体の疲れ具合がかなり軽減されているのではないかと思います。
ベースが不安定になるのを嫌うビリーならではの仕様だなあーと思いました。(´▽`*)
まあ、アティテュードに限らず、ある程度の価格のベースであれば、そういうバランス面まで考慮した設計になっているのかもしれませんけれども、ビリーのアグレッシブなプレイに、必要不可欠な要素であることは間違いないと思います。
ただ、逆にいえば、アティテュードで部品を追加したり、外したりすると「バランスが崩れてしまう」恐れがあるということですよね。
特に、リミテッドは、繊細にチューニングが施されたレーシングカーのようなベースだと言えるのではないかと思います。
また、ビリーも動画の中で言及していますが、ステージ仕様では、ストラップのブリッジの近くに、LINE6 G50のワイヤレス送信機を2個取り付けることになりますので、その重さで、さらに少しヘッドが浮き気味になるみたいですね。
ネックの上から手を出したり、両手でタッピングしたりする場合、どうしてもベースから両手が離れる瞬間があるわけですが、そのときにもヘッドが下がらないようになっているのは、すごく意味がありますよね。(^^)
ビリーがアティテュード・リミテッドについて解説する動画を見ていて、本当に細部まで考慮されて設計されているんだなあ・・・と感心したことがありました。
それは「バランスの良さ」です。
Billy Sheehan Talks About His Signature Yamaha Bass Before His Show with The Flo Guitar Enthusiasts
7:20あたりからですが、「ネックが重い」という苦情?に応えて、LTD3ではトラスロッドが軽量化されているという話をしています。
そのあと、7:25あたりにビリーが左手でベースを持ちあげるシーンがあるのですが、ネック側のストラップピンの取り付け部分を持ってぶら下げると、ネックが約45度の傾きで、ピタリと静止します。
このときにビリーは、
このベースは頭でっかちだけど、この点で相殺されるんだ。ちょうどぴったりとね。
と解説しています。
ベースという楽器は、その構造上、長いネックの先に大きなヘッドがついているため、ピン部分でぶら下げたときにヘッドの方が下がってしまうことも珍しくありません。
俗にいう「ヘッド落ち」です。
しかし、アティテュードは、実際に弾く姿勢に近いネック角度で自然とバランスが取れるように設計されているんですね。
ヘッド落ちしていると、とても弾きにくいそうですので、アティテュード・リミテッドは「かなり弾きやすいベース」といえるのではないかと思います。
ちなみに、僕が使っているアティテュード・スペシャルちゃんでも、ほぼ45度になりますよ。(^o^*)
▼重心位置と疲れの関係
ちょっとベースの話から外れますが、重心についての余談を。
僕は釣りも趣味なのですが、初心者の方が竿とリールを選ぶときは、「重心の位置が重要!」だと言われています。
竿にリールを装着した(できれば、竿の先に仕掛けも付けた)状態で、人差し指だけでバランスが取れる所(=重心)を探すのですが、それが出来るだけ「リールの足の近く」にあるのが良い!とされています。
これは、リールの足を中指と薬指で挟んで握った時に、
重心が手のひらの中にくる
ということなんですね。
こうすると、圧倒的に疲れにくい!んですよ。
特にルアー釣りのように、投げては巻くという動作を繰り返す釣りの場合には、かなり効きます。
重心が手のひらの中にあれば、短い竿なら手首のスナップだけで軽く投げることができますし、コントロールもしやすいので、狙ったポイントに投げやすくなります。
でも、重心が手の中から外れると、とたんに、竿を振るのが重く辛く感じるようになります。一日中、ずっと振っていたら、確実に体中が筋肉痛になってしまいます・・・。
野球選手がトレーニングのために、わざとバットの先におもりをつけて素振りをすることがありますよね。あれと同じイメージで、
バランスが悪いと、とにかく疲れてしまう
んですよね。
▼レーシングチューンのベース
ベースの話に戻りますね(笑)。
ビリーは、ベースを激しく振り回したり、裏返したり、バイオリン風に逆さまにしたり(笑)しますが、アティテュード・リミテッドの場合は、この適切な重心設計によって、
実際の重さのイメージよりも軽々と取り回すことができる
のではないかと思います。
パッと手を離してぶら下げれば、身体の最適な場所にスッと収まってくれるわけですから。
これにより、肩への負担や身体の疲れ具合がかなり軽減されているのではないかと思います。
ベースが不安定になるのを嫌うビリーならではの仕様だなあーと思いました。(´▽`*)
まあ、アティテュードに限らず、ある程度の価格のベースであれば、そういうバランス面まで考慮した設計になっているのかもしれませんけれども、ビリーのアグレッシブなプレイに、必要不可欠な要素であることは間違いないと思います。
ただ、逆にいえば、アティテュードで部品を追加したり、外したりすると「バランスが崩れてしまう」恐れがあるということですよね。
特に、リミテッドは、繊細にチューニングが施されたレーシングカーのようなベースだと言えるのではないかと思います。
また、ビリーも動画の中で言及していますが、ステージ仕様では、ストラップのブリッジの近くに、LINE6 G50のワイヤレス送信機を2個取り付けることになりますので、その重さで、さらに少しヘッドが浮き気味になるみたいですね。
ネックの上から手を出したり、両手でタッピングしたりする場合、どうしてもベースから両手が離れる瞬間があるわけですが、そのときにもヘッドが下がらないようになっているのは、すごく意味がありますよね。(^^)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |