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ビリーシーンスタイル・ベースの探求

ビリーシーンに学ぼう!街で一目置かれる個性派ベースプレイヤーを目指します。



2014-11-28

ビリーの足元にあるMIDIキーボードの役割とは?

こんにちは、ぢゃっくです。

先日、MR.BIGのコンサートに行ってきました!前回は1993年でしたので、実に21年ぶりです!しかも、奇跡的に、手の届くような距離でビリーのプレイをじっくり堪能する幸運に恵まれました。

そのときに、興味深い発見がいくつかありましたので、記事に書いていこうと思います。今回は、フット・キーボードについてです。

▼けっこう使ってるんだなあ


ステージ向かって左側、ビリーの立ち位置のマイクスタンド下には、フット・キーボードが置かれています。通常の鍵盤と同じように、足で踏むことで、クロマチック音階を弾くことができるものです。

現在、ビリーが愛用しているのは、Keith McMillen Instrumentsの「12 Steps」という製品です。


キーボードといっても、ハードウェアとしては基本的には単なる12個のスイッチであり、単体では音は鳴りません。別途、MIDIのシンセサイザー音源に接続して、そこで構成した音をアンプに通して鳴らすという仕組みです。ビリーは、ローランドのSonicCellという音源モジュールを使用しています。

stage_rig_sonic_cell
(引用元:The Winery Dogs walk us through their live gear

僕が初めてフット・キーボードの存在を知ったのは、Bump Aheadツアーの「Promise Her The Moon」のライブ映像でした。イントロなどでバックに流れるファーという印象的な美しいシンセの音を、ビリーが足で弾いていたんです。「サポートメンバーなしで出来るんだ!器用だなあー」と思いました(笑)。

この当時は、「タウラス・ペダル」というエレクトーンの足鍵盤だけ取ってきたようなものを使っていました。2009年の再結成ツアーの武道館でも使っていますね。

Mr. Big - Promise Her The Moon


promise_her_the_moon_tourus_pedal

このイメージがあったので、そういう効果音的な「キーボード奏者」としての使い方をするものだと思っていました。でも・・・それだけではなかったんです!

結論から言うと、低音域を補うためのシンセベースとして使っているんです。

ビリーが言うところの「スーパー・ディープ・ローエンド」を得るための工夫だったんですね。少なくとも、今回のMR.BIGツアーでは、この目的がメインだったと思います。

それを裏付ける点として、MIDI音源モジュールからの出力は、ハートキーLH1000の大出力アンプヘッドを通して、ハートキーAK410のキャビネットを使って鳴らしています。

これはつまり、Attitude Limitedベースのフロント・ピックアップ、つまり青色の低音出力ラインと全く同じ方式なんです!

これも以前は「ふーん」と漠然と思っていたのですが、「シンセベースで重低音をさらに加える」という方針だと考えれば、自然に理解することができます。なんと無駄がなく、筋の通ったシステムなんだろう・・・と感嘆しました。

実際、ベース本体だけでは出せない低い音域が重なりますので、アンプの目の前で聴くと、その重厚さは目を見張るものがありました(@@;)。

▼どこで使ってるの?


ビリーが「60's Mindなんかでよく使っているんだ」と言っているのは知っていたんですが、「あの曲で、そんなシンセみたいな音、使うとこあったっけ?」と思って、どういうことか分からずにいました。

関連記事⇒ビリーの2014年ステージ用の機材システムがバッチリ分かる動画!

実際に、ステージ間近でみて分かったのは、「けっこう頻繁に使っているんだなあー」ということです。

「60's Mind」の場合は、Aメロのバック等でダブル・ストップの和音フレーズを弾く部分、ギターソロから5/4拍子になる間奏部分で、コードのルート音を足で同時に鳴らしていました。

実際にビリーが「60's Mind」でフット・キーボードを弾いている動画が見つかりましたので、ご紹介しますね。今年のフィリピン公演です。

Mr. BIG in Manila 2014 ~Take Cover/Green Tinted Sixties Mind~


画質は良くないですが、6:40からの間奏、7:45あたりのダブル・ストップを弾く場面で、ビリーが右足を出してキーボードを踏んでいる様子が分かります。

うろ覚えですが、「60's Mind」以外でも、例えば「Undertow」のイントロの16分音符が続くリフやサビの部分、あと「Take Cover」のエンディングの1コードが続く部分、などで踏んでいたように思います。また、曲の最後にジャーン!とキメるところでも、足の音をよく追加していました。

フロント・ピックアップからの低音出力ラインには、そもそも実音の1オクターブ下の音を鳴らせるEBSオクターバーも入っていますし、ビリーは、ステージでは、とにかく重低音が薄くならないように工夫しているのだなあと思いました。

今回のMR.BIGライブではありませんでしたが、もちろんシンセの音色も変えられますので、あたかもキーボード奏者がいるような空気感のフレーズを弾くこともあるのだと思います。The Winery Dogsのようなスリーピースの構成であれば、より出番が多そうですね。

▼軽量になった故の工夫


タウラス・ペダルは巨大だったために、世界各国を回るツアーでは搬送が大変だったようです。そこで、コンパクトなモノを探して、今の「12Steps」に行きついたようですね。

ただ、この「12Steps」は、あまりにも薄く軽いために、そのままではステージ上でずれて動いてしまう・・・ということで、ビリーは分厚い木の底板をくっつけているようです。これも百戦錬磨のビリーならではの工夫ですね。

stage_rig_foot_keyboard_12steps
(引用元:The Winery Dogs walk us through their live gear




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2014-11-13

20年以上も間違っていました・・・

こんにちは、ぢゃっくです。

先日、ビリーの古い教則ビデオを久しぶりに見ていたら、

MR.BIGの代表曲「Addicted To That Rush」のギターソロ後のライトハンド・ユニゾンの弾き方を全く間違えて覚えていたことに気づきました。

学生時代に覚えたまんまだったので、20年以上も間違っていたことになります・・・。orz

実は、「どうも弾きづらいなあ」と思っていたんです。いずれ動画をアップするつもりなのですが、余分なプリング音が残ってしまうので悩んでいました。

「ビリーはどうやってミュートしてるんだろう?やっぱりスゴイなー」とか思っていたのですが、

そもそも、そんな弾き方はしてなかった

というオチだったのですね。(^^;

「昔、ビデオを観たときに気づけよ~!」と、我ながら呆れてしまいました。

まあ、歳をとってから改めて見てみると、当時スルーしていた部分で、新しい発見があることって、たくさんありますもんね。こういうのも年の功というんでしょうか(笑)。

それからも「Addicted To That Rush」は色々な動画を幾度となく見てきたはずなのですが、さっぱり気づきませんでした。できている「つもり」になっていたからでしょうね(苦笑)。

▼どう間違っていたの?


簡単ですが、思い込んでいた間違いパターンと正解パターンを解説した資料を作りました。

こちらをクリックすると、別ウィンドウ(タブ)でPDFファイルが開きます。

実際、ビリーの運指の通りに試してみると、驚きました。今まで悩んでいたのがウソのように、全ての音がクリアに出せるようになったんです。

さらに、右手のタッピングのタイミングが均等に一音おきでシンプルになるうえに、タップするフレットが1弦と2弦で同じになるんです!

無理がなく、無駄がなく、とっても合理的なんですよね・・・。

どうにも「弾きにくいなあ」と感じたら、ポジションや運指を疑ってみるのも大事だなーと思いました。

最初は、複雑怪奇に見えるフレーズもいざ弾けるようになってみると、意外とシンプルで無駄のない運指に落ち着いたりするものです。

ビリーも人間ですので、全くあり得ない動きにはなってないはずですもんね。まあ、かなり、異次元ですけども(笑)。

▼少し言い訳します


ちなみに、今回のフレーズ部分ですが、手元にある3つのタブ譜を確認したところ、正解は「1つだけ」でした。

一番古くて、一番見ていなかったのが、正しかったという(笑)。

ということは、僕と同じように間違って覚えている方もいるのではないかと思います。一度、確認してみてくださいね。

さて、とにかく練習し直しです。(^^;)



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2014-11-07

2011年のMR.BIGツアーにおけるビリーのステージ機材はコチラ!

こんにちは、ぢゃっくです。

2011年のMR.BIG「WhaT iF...」ツアーにおけるビリーのステージ機材を、ビリー本人が解説してくれている動画&記事がありました。「Premier Guitar」の「Rig Rundown」という機材解説コーナーです。

Rig Rundown - Mr. Big's Billy Sheehan


アンプヘッドとキャビネットは既に現在と同じハートキーですが、エフェクト類はラック形式で、ピアースのBC1を使っているのが興味深いです。

RigRundown-2011MRBIG-AmpsRack
(引用元:Premier Guitar

アンペッグからハートキーに移行した後、2013年にEBSシグネチャードライブペダルが登場するまでの過渡期の構成ということでしょうかね。

ラック右上の隙間には、ROLLSのクロスオーバーが入っています。また、床に置かれているローランドの音源モジュールSonicCellの脇には、青の低音シールドがささったEBSのオクターバーが見えます。このへんは、現在のコンパクト仕様のシステムでも使われているものですね。

関連記事⇒ビリーの2014年ステージ用の機材システムがバッチリ分かる動画!

「Premier Guitar」のオリジナル記事は、こちらです。かなりざっくりですが、訳してみました。

ベース


ヤマハのビリーシーンAttitudeベースをツアーで使っている。

現在使っているのは第3世代で、特別に設計された新しいネック側ピックアップが搭載されている。

それぞれのピックアップは個別のアウトプットを持っており、LINE6ワイヤレス・ユニットも別々だ。

ベースは、ネックは、角度をつけて深く接合されている。

ボディは、人工時効処理※された木材で作られている。

※A.R.E.(アコースティック・レゾナンス・エンハンスメント):ヤマハ独自の木材改質技術。詳細⇒公式サイト

彼の全てのベースがそうであるように、ヒップショットDチューナーが搭載されている。

ロトサウンド弦の43-110という太さのカスタム・セットを使っている。

▼アンプ/ラック


ピアースBC1プリアンプを使っているが、彼が言うには、あとたった3台しか残っておらず、「それで完全にオシマイ」だとか。

ピアースのクリーン側ラインとハートキーのLH1000の低音用ラインに、アシュレイのオーディオ・コンプレッサー・ユニットを使っている。

加えて、ISPのDecimator ProRack(ノイズ・リダクション)を使っている。

信号は、ピアースのプリアンプから出てきて、低音用のLH1000と、ペダル用のLH1000と、高音用のHA5500に分かれる。

▼エフェクト


このペダルボードは、フォーマットは異なるが、基本的にはタウラス・ペダル(アナログ・シンセサイザー)と同じだ。

これで、ローランドのSonicCell(音源モジュール)を鳴らす。



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2014-11-02

押し上げチョーキングをしやすくするための3つのコツとは?

こんにちは、ぢゃっくです。

下記の記事では、ビリー流のチョーキングには、2種類のやり方があることをご紹介しました。

【関連記事】⇒誰でも簡単にできるビリー流の○○○○チョーキング!

ギターでお馴染みの上へ押し上げるチョーキング方法にも、ビリーならではのコツがありますので、ご紹介しますね。

それは・・・

1.弦に複数の指を均等に当てる。
2.指板と平行に真下から真上に押す。
3.親指はネックの上から出して握る。

という3つです。

この3つを意識するだけでも、かなり楽に押し上げられるようになると思いますので、ぜひ試してみてくださいね。

▼複数の指を均等に当てる


薬指だけではなく、人差し指、中指、薬指の3本の指を均等に弦に当てるようにします。

これにより、各指にかかる力が分散できるため、指の負担(=痛み)が軽減します。

チョーキングをした後で、「3本の指に均等に跡がついているか?」をチェックしてみてください。

▼真下から真上に押す


指は指板と平行に寝かせて、弦を真下から真上に押し上げるようにします。

こうすることで、弦を押し上げるための力を最大にすることができるのですね。

▼親指はネックの上から出す


左手の親指は、ネックの上から出して、上から握り込むようにします。

このとき、左手の手のひらは、ネック裏にくっつけるようにするとやりやすいです。

「上から握る力」と「下から押し上げる力」を合わせることで、弦をより持ち上げやすくするということですね。

また、ヒジも使って持ち上げるようにすると、さらにプラスになりますよ。

▼スキャロップ加工の目的


ご存じの通り、ビリーの Attitude Limited ベースでは、17フレットから上がスキャロップ加工されていますよね。

スキャロップといえば、イングヴェイ・マルムスティーンやリッチー・ブラックモアのギターが有名ですが、ビリーの場合は、それとは全く異なります。溝がかなり深く掘られていますし、下半分しかありません。

これは、今回の3つのコツのひとつ、弦の真下にしっかり指を入れて真上に押すことが目的だからなんです。

スキャロップの溝の中に指がぴったり収まる感じにすれば、自然と指が寝て、真下から指板と平行に押し上げることになります。

押し上げチョーキングをしやすくするための工夫であることが良くわかりますね。

▼解説動画


僕の実演動画をご紹介します。3つのコツについても解説していますので、ぜひこちらもご覧くださいね。

【ビリーシーンスタイル】チョーキングの練習法




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Author:ぢゃっく
こんにちは。色々な楽器をやりますが、特にベースが楽しくて仕方ないアラフォー男性です。ビリーシーンが大好きで、彼のプレイスタイルを吸収すべく日々研究に励んでいます。自分は音楽に支えられているなあと感じる今日この頃です。2016年4月から、ついに念願のアティテュード・リミテッド(LTD2)を使い始めました(^^*)。詳しいプロフィールは、コチラにあります。

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動画レクチャーの新シリーズです。「Billy Sheehan」「Richie Kotzen」「MR.BIG」どう読めばネイティブの雰囲気に近づけるでしょうか?ネイティブの歌い方や読み方を真似することで英会話を学ぶ方法についてシェアしていきます。小難しい理論はひとまず抜きにして、すぐ効果を実感してもらえるような内容を目指します♪
シグネチャーペダル
EBS Billy Sheehan Signature Drive Pedal です。手軽にビリーサウンドを再現できる「救世主」です。かつてビリーが愛用していたピアースG1のように、クリーン・サウンドにディストーション・サウンドを重ねて出力することができます。コンプレッサーも内蔵。ビリーのペダルボードには、2台使われています。
シグネチャー弦
Rotosound BS66です。ロトサウンド。ステンレスなんですよね。昔はもっと高かった記憶があるのですが、今は2,000円台で買えるんですね。
シグネチャーベース
YAMAHA Attitude LTD3です。フロントPUは、LTD2までのディマジオWillPowerではなく、ヤマハ製ウーファーになっています。ネック接合部は、角度のついたボルトが2本追加されて、より強固なつくりに。また、ナットはグラファイト製に変更されています。また、ブリッジのサドルは、カマボコ型から円柱型に戻りました。
シグネチャーベース2
YAMAHA BB714BSです。もう一つのビリー・シグネチャー・モデル。かつてのBB3000カスタムを彷彿とさせるBBフォルムと深い赤がステキ。特筆すべきは、フロントのウーファーPUが標準搭載されていること。ハイカット・スイッチもついています。Attitude Limited LTD3のフロントPUは、このBB714BSをさらに改良したものだとか。Attitudeに比べてネックは細めなので、移行しやすそうです。
最新コンプレッサー
Keeley Compressor Proです。2015年から使い始めており、従来のMXR M-87が2台ともこれに置き換えてられています。かなり高いです(++;)。
最新アンプヘッド
Hartke LH1000です。従来は低音出力用に使われていましたが、2015年秋から高音/低音ともこれに統一されました。
最新キャビネット
Hartke HYD115です。2015年秋から高音/低音で分けていたキャビネットがこれに統一されました。15インチのアルミ製コーンを1発搭載。15インチ搭載キャビネットでは最軽量。HyDriveシリーズは、シルバーパネルがスタイリッシュですね♪
旧コンプレッサー
MXR Bass Compressor M-87です。現在のビリーのエフェクトは、EBSドライブとこのコンプが中心です。ツマミが5個のこのタイプが気に入っているそうです。自分の事を「熱烈なコンプ・ファン」というくらいコンプが好きみたいです。
旧アンプヘッド(高)
Hartke HA5500です。リアPUからの高音出力を通すアンプヘッドです。グラフィック・イコライザーは「丸い山型」にします。コンプも内蔵されていますが、使っていないようです。欲しいですが、ちょっとまだ手が届かないですね。
旧アンプヘッド(低)
Hartke LH1000です。フロントPUからの低音出力を通すアンプヘッドです。1000Wのハイパワー出力。これを買おうか悩む日なんてこないだろうなあ(苦笑)。
旧キャビネット(高)
Hartke AK115です。リアPUからの高音出力用のキャビネットです。この正方形のデザイン、コンパクトで好きです。2台積んだときの収まり感も良いですね。15インチ400Wという大出力ペーパーコーン1発を格納。ビリー曰く、位相ずれによる干渉がなく正確で、そのサウンドは「デリシャス!」だそうです。
旧キャビネット(低)
Hartke AK410です。フロントPUからの低音出力を鳴らすキャビネットです。10インチ125Wペーパーコーンが4発格納されています。小口径スピーカーで低域を鳴らすことで、パンチのある音が出るそうです。他の人にセットアップさせると、毎回こちらを高音用だと間違えるとか(笑)。
フロントピックアップ
DiMarzio DP145 Will Power Neckです。フロント側ピックアップ。ディマジオ・・・なんか名前の響きだけでも憧れます。Attitude Limited LTD3に搭載されているのはヤマハ純正のウーファーPUです。ディマジオの公式動画でLTD3を紹介するときは、フロントPUには黒いカバーがされていて、一切触れていませんでしたね。上手いです(笑)。
リアピックアップ
DiMarzio DP146 Will Power Middleです。リア側ピックアップ。Attitude Limited LTD3にも搭載されています。ビリーは、この上にエポキシ樹脂を塗って、このPUに触れながら弾くよう高さを調節しています。表面は丸くツルツルになっています(笑)。
パワーサプライ
VOODOO LAB PEDAL POWER 2 PLUSです。9V動作のエフェクターに最大8系統の電源供給が可能です。8系統の各電源出力が完全独立で、電源から起こる各エフェクターのサウンド相互障害を解消し、エフェクター本来のパフォーマンスを引き出すパワーサプライです。
ワイヤレス
LINE6 G50です。ビリーは、高音用と低音用で2台使っています。赤と青のシールの貼られた送信機をストラップに2個くっつけていますね。周波数帯域2.4GHzで通信するため、テレビ等の電波による影響を受けにくく、音質が非常にクリアだそうです。60mまで離れてもOKです。
フットスイッチ
MORLEY LINE SELECTOR ABYです。ビリーは、ディストーションをON/OFFするためのフットスイッチとして使用しています。EBSドライブペダルのディストーション側ループをA端子とOUTPUT端子に接続しています。B端子を未接続にすることで、AorBのスイッチでON/OFFを切り替えます。AandBのスイッチは意味がなさそうなので、スイッチ1個のラインセレクタで十分代用できそうです。