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ビリーシーンスタイル・ベースの探求

ビリーシーンに学ぼう!街で一目置かれる個性派ベースプレイヤーを目指します。



2014-12-23

ビリー本人による最新のEBSドライブ解説動画!

こんにちは、ぢゃっくです。

ビリー本人による「EBS Billy Sheehan Signature Drive Pedal」(以下、EBSドライブと略)の最新解説動画がありましたので、シェアしますね。

Billy Sheehan's complete guide to the EBS Billy Sheehan Signature Drive


今年9月に、ベース・クリニックで北欧諸国を回るツアーをしていたときに「スウェーデンのEBS本社でビデオを撮影した」とツイートしていたので、そのときのものでしょう。

ここで使われているエフェクターは、コンプレッサー含めて、すべてEBS社製です。EBS公式チャンネルの動画ですから、当然なんですけども。(^^;

EBSドライブの各ツマミを触りながら、細かく解説してくれています。

今回、特に興味深いと思ったのは、ビリーのステージでも使われている

EBSオクタベースの音が分かる!

という点です。

ステージ仕様では、フロントPUからの低音(青)ライン上で、MXR M-87コンプレッサーの前段に接続されていますが、この動画では、EBSドライブのクリーン・ループの中に接続されています。

デモ演奏は、15:10付近からです。1オクターブ下の重低音が重なって、なんともすごい音ですね。(^^;

ビリーも「ちょっとクレイジーだけどね」と言ってます(笑)。

ちなみに、ディストーション・ループには、コーラスが接続されていて、14:00付近からそのデモ演奏があります。

また日本でもベース・クリニックを開催してほしいなあと思います(^^*)。







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2014-12-16

人差し指の爪が当たる意外な理由とは。

こんにちは、ぢゃっくです。

最近、もっぱら人差し指だけを使ったワンフィンガーの練習に時間を割くようにしています。

▼悩んでいました


スリーフィンガーで、弦2本にまたがるレイキングをするとき、時々「ぴきん」と爪の音がしてしまうという悩みを抱えていました。人差し指が犯人なのはわかっていたのですが、原因がよく分からなかったんです。

最初は「爪の切り方かな?」と思って、かなり短く切り揃えてみたのですが、改善しません。

「タッピングしていることで、他の指より皮が固くなってるから?」とも思ったのですが、いうほど固くなっていませんでした(苦笑)。

で、最近、やっと原因らしきものが分かりました。

それは、人差し指のカタチだったんです。

▼人差し指だけ違っていた


僕の場合、人差し指を真横から見ると、中指、薬指と比べて、指先の肉のカーブの形が違うんですね。

index_finger_shape

中指と薬指は、カーブの形が「厚く丸っこい」ので、爪よりも肉の方が前にでています。

でも、人差し指は、カーブの形が「薄くなだらか」なので、爪の方が先に出てる感じなんです。

このため、いくら爪を切っても

 力を入れて弦を弾く
    ↓
 指先の肉がつぶれる
    ↓
 爪が当たってしまう。

という状態だったのです。。。

▼カタチ改造中


指を弦に深く潜らせれば、人差し指でも分厚い肉の部分が当たるので、改善します。なので、弾く弦のすぐ上に親指を置く場合は、問題にならなかったわけです。

しかし、2本弦レイキングでは、親指を3弦に置いて1弦を弾くので、すこし距離が遠くなるために、あまり潜らせることができません。また、人差し指だけ深く当てようとすると、右手フォームのバランスが崩れて、スムーズに弾けなくなってしまいました。

色々と試行錯誤してみたのですが、やはり一番理想的な対策、指先にタコを作って分厚くすることを目指すことにしました。それには、「ワンフィンガーで徹底的に特訓だ!」というわけです。

人差し指なのでライトハンドでも良かったんですが、ワンフィンガーのほうが弦との摩擦が大きそうなので、早く鍛えられるかなと(笑)。

ワンフィンガーは、粒が揃った強い音が出せますし、ハンマリング&プリング・レイキング・スライドを使えば大抵のフレーズが弾けますし、すごく好きです。(^^*)

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2014-12-11

「Addicted To That Rush」のギターソロ後のライトハンド・ユニゾンはどう弾くの?

こんにちは、ぢゃっくです。

今回のピンポイント解説シリーズは、MR.BIGの代表曲「Addicted To That Rush」のギターソロの後にあるポール・ギルバートとのライトハンド・ユニゾンのパートです。

ここは、下記の記事で、「ずっと間違えたフィンガリングで覚えていた」という話を紹介した部分ですね。

関連記事⇒20年以上も間違っていました・・・

あれから練習しまして、やっと手に馴染んできましたので、解説動画をとってみました。また10分超と、ちょっと長くなってしまいました。

Addicted To That Rush ギターソロ後のライトハンド・ユニゾンの練習法


▼プチ・アドバイス


前半は、イントロと同じパターンですが、この間奏部分はキーが1音あがってBmに転調していると考えられます。指のポジションが右に2フレットずれますので、注意してください。

イントロにあるライトハンド・ユニゾンのパターンについては、下記の記事で解説しています。もしまだご覧になっていないという方は、こちらを読んでみてくださいね。

関連記事⇒「Addicted To That Rush」の0分24秒からのライトハンド・ユニゾンはどう弾くの?

後半の駆け上がりが、問題の「間違っていた部分」です。

ポイントは、右手でタッピングするフレットは変えずに、プリングしたときに出す音を変えるという点です。

同じフィンガリング・パターンでポジションを変えながら駆け上がっていきますが、最初は、ひとつのポジションで何度も繰り返して、指を動かすタイミングを覚える練習をすると良いと思います。

(ご参考)ここの正しいフィンガリングのTAB譜が、こちらにPDFファイルがあります。

次のポジションに移動していくのが難しいところなのですが、僕が目安にしているのが、一つ前のポジションで右手でタッピングしていたフレットです。そこをめがけて、左手の中指と薬指を持っていくようにスライドさせると、やりやすいと思います。

また、複雑な音使いのフレーズに感じますが、使われている音を指板上に並べていくと、例外なく、Bマイナー・スケールから選択されていることが分かります。

今回覚えたパターンを応用して、繰り返しの回数を変えてみたり、高いポジションから逆順に下がってみたり、順番を入れ替えたり・・・と色々カスタマイズしてみてください。キーBmのちょっとしたソロ曲が作れますよ。(^^*)



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2014-12-04

○○で揺らすハーモニクス・ヴィブラートとは?

こんにちは、ぢゃっくです。

ハーモニクス・ヴィブラート。ビリーの数ある超絶ワザの中でも、絶大な視覚的インパクトを誇ります(笑)。

僕が初めてビリーのビデオを観たときに、なによりも目を見張ったのがこれでした。

やり方については、下記記事で紹介していますので、こちらも参照くださいね。

関連記事⇒ハーモニクスにビブラートをかける

この記事では、ビリー仕様のストラップのピンを支点にする方法と、ストラップが長い人のために右手で押さえて支点を作る方法の2つを紹介しました。

中には、ビリーが、こんなフォームでハーモニクス・ヴィブラートをしているのを観たことがある人もいるのではと思います。これは、2009年の武道館でのベース・ソロのワンシーンですが、先日のMR.BIGライブでも何度もやっていました。

billy_inertia_vibrato
(引用元:Billy Sheehan - Bass Solo

今回は、この「第3」のハーモニクス・ヴィブラートのやり方について、ご紹介します。

▼物理現象を利用する


結論から言うと、これはネックとヘッドの重さから生じる慣性を利用しているんです。

解説動画を作りましたので、まずはこちらをご覧くださいね。

慣性を利用してヴィブラートをかける方法


ボディを身体に固定して小刻みに振ると、「慣性の法則」によってヘッドが若干遅れて揺れるという現象を利用しているんですね。ネックの付け根が動いても、ヘッドはその場所にとどまろうとするからですね。

ヘッドが遅れて揺れると、当然、ネックが弓状にしなりますので、その結果としてヴィブラートがかかるという仕組みです。

僕は「慣性ヴィブラート」と呼んでいます。そのまんまなのですが(笑)。

慣性力は、動かす加速度と質量に比例しますので、ネックが太くてヘッドの大きなベースの方が、小さな振り幅で大きなヴィブラートをかけることができます。そういう意味でも、ビリーのAttitudeベースは、まさに最適だと言えますね。フェンダーなどもやりやすいと思います。

でも、僕のベースのようにヘッドが小さくても、そこそこに揺れてくれますので、どんなベースでも使えるお手軽テクだと思います。

▼簡単・安全なのでオススメ


ハーモニクス・ヴィブラートの注意点は、ベースが壊れる危険性をはらんでいるということです。

関連記事⇒ハーモニクスにビブラートをかける

最初の2つの方法では、ネックを前に押す力を加減できるようにならないと、ネックが折れたりするリスクがあります。

しかし、今回の第3の方法では、ネックとヘッドの自重から生じる慣性力によってネックをしならせますので、よほど急激に大きく振らない限り、壊れるところまでは至らないと思います。

そういう意味では、安全かつ簡単という一番オススメのやり方なので、ぜひ実際にお試しいただきたいです(^^*)。

▼周囲に十分注意すること!


ベースが壊れるリスクは低いですが、第3の方法ならではの注意点があります。

それは、ヘッドを人・モノにぶつける恐れがあるということです。

ボディの振り幅は小さくても、長いネックの先にあるヘッドは、思いのほか大きく横に揺れている可能性があります。

ベースのヘッドは、いわば硬くて重い木片ですので、十分凶器になりえます。

このため、特に近くに人がいるときにはやらないという心構えも必要です。ライブのステージでやるときは、メンバーの身体はもちろん、マイクスタンドやアンプなどにも注意してくださいね。

ボディの振り幅は、かなり小さくてもヴィブラートはちゃんとかかりますので、ボディをガッチリ固定して、細かく震えるように振るのがコツです。

周囲に気を付けつつ、楽しんでくださいね。



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Author:ぢゃっく
こんにちは。色々な楽器をやりますが、特にベースが楽しくて仕方ないアラフォー男性です。ビリーシーンが大好きで、彼のプレイスタイルを吸収すべく日々研究に励んでいます。自分は音楽に支えられているなあと感じる今日この頃です。2016年4月から、ついに念願のアティテュード・リミテッド(LTD2)を使い始めました(^^*)。詳しいプロフィールは、コチラにあります。

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洋楽で学ぶ英会話♪
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動画レクチャーの新シリーズです。「Billy Sheehan」「Richie Kotzen」「MR.BIG」どう読めばネイティブの雰囲気に近づけるでしょうか?ネイティブの歌い方や読み方を真似することで英会話を学ぶ方法についてシェアしていきます。小難しい理論はひとまず抜きにして、すぐ効果を実感してもらえるような内容を目指します♪
シグネチャーペダル
EBS Billy Sheehan Signature Drive Pedal です。手軽にビリーサウンドを再現できる「救世主」です。かつてビリーが愛用していたピアースG1のように、クリーン・サウンドにディストーション・サウンドを重ねて出力することができます。コンプレッサーも内蔵。ビリーのペダルボードには、2台使われています。
シグネチャー弦
Rotosound BS66です。ロトサウンド。ステンレスなんですよね。昔はもっと高かった記憶があるのですが、今は2,000円台で買えるんですね。
シグネチャーベース
YAMAHA Attitude LTD3です。フロントPUは、LTD2までのディマジオWillPowerではなく、ヤマハ製ウーファーになっています。ネック接合部は、角度のついたボルトが2本追加されて、より強固なつくりに。また、ナットはグラファイト製に変更されています。また、ブリッジのサドルは、カマボコ型から円柱型に戻りました。
シグネチャーベース2
YAMAHA BB714BSです。もう一つのビリー・シグネチャー・モデル。かつてのBB3000カスタムを彷彿とさせるBBフォルムと深い赤がステキ。特筆すべきは、フロントのウーファーPUが標準搭載されていること。ハイカット・スイッチもついています。Attitude Limited LTD3のフロントPUは、このBB714BSをさらに改良したものだとか。Attitudeに比べてネックは細めなので、移行しやすそうです。
最新コンプレッサー
Keeley Compressor Proです。2015年から使い始めており、従来のMXR M-87が2台ともこれに置き換えてられています。かなり高いです(++;)。
最新アンプヘッド
Hartke LH1000です。従来は低音出力用に使われていましたが、2015年秋から高音/低音ともこれに統一されました。
最新キャビネット
Hartke HYD115です。2015年秋から高音/低音で分けていたキャビネットがこれに統一されました。15インチのアルミ製コーンを1発搭載。15インチ搭載キャビネットでは最軽量。HyDriveシリーズは、シルバーパネルがスタイリッシュですね♪
旧コンプレッサー
MXR Bass Compressor M-87です。現在のビリーのエフェクトは、EBSドライブとこのコンプが中心です。ツマミが5個のこのタイプが気に入っているそうです。自分の事を「熱烈なコンプ・ファン」というくらいコンプが好きみたいです。
旧アンプヘッド(高)
Hartke HA5500です。リアPUからの高音出力を通すアンプヘッドです。グラフィック・イコライザーは「丸い山型」にします。コンプも内蔵されていますが、使っていないようです。欲しいですが、ちょっとまだ手が届かないですね。
旧アンプヘッド(低)
Hartke LH1000です。フロントPUからの低音出力を通すアンプヘッドです。1000Wのハイパワー出力。これを買おうか悩む日なんてこないだろうなあ(苦笑)。
旧キャビネット(高)
Hartke AK115です。リアPUからの高音出力用のキャビネットです。この正方形のデザイン、コンパクトで好きです。2台積んだときの収まり感も良いですね。15インチ400Wという大出力ペーパーコーン1発を格納。ビリー曰く、位相ずれによる干渉がなく正確で、そのサウンドは「デリシャス!」だそうです。
旧キャビネット(低)
Hartke AK410です。フロントPUからの低音出力を鳴らすキャビネットです。10インチ125Wペーパーコーンが4発格納されています。小口径スピーカーで低域を鳴らすことで、パンチのある音が出るそうです。他の人にセットアップさせると、毎回こちらを高音用だと間違えるとか(笑)。
フロントピックアップ
DiMarzio DP145 Will Power Neckです。フロント側ピックアップ。ディマジオ・・・なんか名前の響きだけでも憧れます。Attitude Limited LTD3に搭載されているのはヤマハ純正のウーファーPUです。ディマジオの公式動画でLTD3を紹介するときは、フロントPUには黒いカバーがされていて、一切触れていませんでしたね。上手いです(笑)。
リアピックアップ
DiMarzio DP146 Will Power Middleです。リア側ピックアップ。Attitude Limited LTD3にも搭載されています。ビリーは、この上にエポキシ樹脂を塗って、このPUに触れながら弾くよう高さを調節しています。表面は丸くツルツルになっています(笑)。
パワーサプライ
VOODOO LAB PEDAL POWER 2 PLUSです。9V動作のエフェクターに最大8系統の電源供給が可能です。8系統の各電源出力が完全独立で、電源から起こる各エフェクターのサウンド相互障害を解消し、エフェクター本来のパフォーマンスを引き出すパワーサプライです。
ワイヤレス
LINE6 G50です。ビリーは、高音用と低音用で2台使っています。赤と青のシールの貼られた送信機をストラップに2個くっつけていますね。周波数帯域2.4GHzで通信するため、テレビ等の電波による影響を受けにくく、音質が非常にクリアだそうです。60mまで離れてもOKです。
フットスイッチ
MORLEY LINE SELECTOR ABYです。ビリーは、ディストーションをON/OFFするためのフットスイッチとして使用しています。EBSドライブペダルのディストーション側ループをA端子とOUTPUT端子に接続しています。B端子を未接続にすることで、AorBのスイッチでON/OFFを切り替えます。AandBのスイッチは意味がなさそうなので、スイッチ1個のラインセレクタで十分代用できそうです。