ビリーシーンスタイル・ベースの探求 >> 2015年01月
2015年01月の新着記事一覧
実はジャム・セッションの基本だったんですね。
こんにちは、ぢゃっくです。
ビリーの音使い解析シリーズの第3回です。
関連記事⇒曲中に自由自在にフィルインを入れられる「2つの要素」とは?
関連記事⇒コード進行を知らなくても自由に弾ける方法です。
自由自在なフィルインを弾くポイントは、一言でいうと、
キーのペンタトニック・スケールの構成音だけを使ったフレーズであれば、曲中のどんな時に使っても大丈夫である!
というもので、「キーのペンタは鉄板!の法則」だというお話でした。
実は、僕がこれに気づいたのは、つい最近(1年ほど前)のことです。しかも全くの偶然でした。
自宅のリビングでベースの練習をしていたんです。
ペンタトニック・スケールのボックス・ポジションを覚えようと、指板全体を使って、繰り返し弾いていたんですね。
そのとき使っていたのは、ビリーの教則ビデオ「Billy Sheehan Bass Secret」で紹介されていた5個のポジションで、今思えば、Gメジャー(Eマイナー)キーのペンタトニック・スケールを使うものでした。
そのとき、ちょうどCDも再生していて、ドリカムか槇原敬之かなんかの曲が流れていたのですが、ふと「いつ、どこをどのように弾いても、違和感なくハマる曲」があることに気づいたんです。
偶然、キーが一致したんですね。(^^;
僕は、思わず、立ち上がってしまいました。
練習したこともないし、コード進行とか「何も知らない」のに、曲に不思議とピッタリくるフレーズを、延々と弾けてしまうじゃないか!
かなりの衝撃でした。それから夢中になって他の曲でも色々と試してみると、
1.まず曲のキーを調べる。(曲が終わるときのベース音から判断)
2.そのキーのペンタトニック・スケールの音だけを使う。
ようにすれば、どんな曲にも応用できるということが分かりました。
これが、脳科学者の茂木先生の言うところの「アハ体験」というやつでしょうか(笑)。その夜は気分が高ぶっていたのを覚えています。
後から知ったのですが、これはジャム・セッションの基本だったのですね。
セッションを楽しめるスキルのある人からすれば、これまでの話は「そんなもの基本中の基本だ。何をいまさら。」と言われてしまいそうです。(^^;
YouTubeで「jam session backing」と検索すると、ジャム・セッションを楽しむためのバッキング・トラックの音源がたくさん見つかりますが、どれも必ずキーが書かれています。
また、ポール・ギルバートが他のアーティストとジャム・セッションする動画を見ていくと、最初に「What's the key in?」(キーは何?)と聞いていたり、「Let's jam in A!」(キーAでジャムろう!)と言っている様子も見られました。
まずキーを主体に考えるのが、ジャム・セッションの基本だったというわけですね。しかし・・・
( ;∀;) アドリブをしたくても、どこをどうやって弾いたら良いのか全然わからない。
( ;∀;) いくらテクニカルなスキルが身についても、結局フレーズ自体はコピーどまりで、まったく応用が利かない。
( ;∀;) ジャム・セッションなんて、いったいどうやったら出来るんだ?
と長年の悩んでいた僕にとっては、目からウロコの出来事だったんです。
このことを知ってから、曲に対する考え方が大きく変わり、色々なことが見えてきました。
(゜.゜) あ!この部分って実は「転調」してたのか。
(゜.゜) ここで平行調に転調してるからガラッと雰囲気が変わるのか。
(゜.゜) ここのライトハンドは、キーのペンタトニックの構成音を弾いてるだけだったのか。
(゜.゜) アドリブでソロをとるときは、各小節の最後でキーの主音に戻るようにすれば、まとまりやすいんだな。
(゜.゜) ペンタトニック・スケールに、一瞬だけ「b5th」とか「m6th」の音を足すのはカッコいいんだな。
と、急速に理解が深まっていったんです。それぞれについての詳細は、また別記事で解説しますね。
まだ理論的な裏付けまでは出来てないのですが、少なくともビリーのプレイを紐解く上では「劇的な進歩」でした。
また長くなってしまいましたので、今回はこのへんで。次回は、具体的な例を挙げてみますね。
ビリーの音使い解析シリーズの第3回です。
関連記事⇒曲中に自由自在にフィルインを入れられる「2つの要素」とは?
関連記事⇒コード進行を知らなくても自由に弾ける方法です。
自由自在なフィルインを弾くポイントは、一言でいうと、
キーのペンタトニック・スケールの構成音だけを使ったフレーズであれば、曲中のどんな時に使っても大丈夫である!
というもので、「キーのペンタは鉄板!の法則」だというお話でした。
▼何も知らない曲なのに!
実は、僕がこれに気づいたのは、つい最近(1年ほど前)のことです。しかも全くの偶然でした。
自宅のリビングでベースの練習をしていたんです。
ペンタトニック・スケールのボックス・ポジションを覚えようと、指板全体を使って、繰り返し弾いていたんですね。
そのとき使っていたのは、ビリーの教則ビデオ「Billy Sheehan Bass Secret」で紹介されていた5個のポジションで、今思えば、Gメジャー(Eマイナー)キーのペンタトニック・スケールを使うものでした。
そのとき、ちょうどCDも再生していて、ドリカムか槇原敬之かなんかの曲が流れていたのですが、ふと「いつ、どこをどのように弾いても、違和感なくハマる曲」があることに気づいたんです。
偶然、キーが一致したんですね。(^^;
僕は、思わず、立ち上がってしまいました。
練習したこともないし、コード進行とか「何も知らない」のに、曲に不思議とピッタリくるフレーズを、延々と弾けてしまうじゃないか!
かなりの衝撃でした。それから夢中になって他の曲でも色々と試してみると、
1.まず曲のキーを調べる。(曲が終わるときのベース音から判断)
2.そのキーのペンタトニック・スケールの音だけを使う。
ようにすれば、どんな曲にも応用できるということが分かりました。
これが、脳科学者の茂木先生の言うところの「アハ体験」というやつでしょうか(笑)。その夜は気分が高ぶっていたのを覚えています。
▼セッションできるかも?
後から知ったのですが、これはジャム・セッションの基本だったのですね。
セッションを楽しめるスキルのある人からすれば、これまでの話は「そんなもの基本中の基本だ。何をいまさら。」と言われてしまいそうです。(^^;
YouTubeで「jam session backing」と検索すると、ジャム・セッションを楽しむためのバッキング・トラックの音源がたくさん見つかりますが、どれも必ずキーが書かれています。
また、ポール・ギルバートが他のアーティストとジャム・セッションする動画を見ていくと、最初に「What's the key in?」(キーは何?)と聞いていたり、「Let's jam in A!」(キーAでジャムろう!)と言っている様子も見られました。
まずキーを主体に考えるのが、ジャム・セッションの基本だったというわけですね。しかし・・・
( ;∀;) アドリブをしたくても、どこをどうやって弾いたら良いのか全然わからない。
( ;∀;) いくらテクニカルなスキルが身についても、結局フレーズ自体はコピーどまりで、まったく応用が利かない。
( ;∀;) ジャム・セッションなんて、いったいどうやったら出来るんだ?
と長年の悩んでいた僕にとっては、目からウロコの出来事だったんです。
このことを知ってから、曲に対する考え方が大きく変わり、色々なことが見えてきました。
(゜.゜) あ!この部分って実は「転調」してたのか。
(゜.゜) ここで平行調に転調してるからガラッと雰囲気が変わるのか。
(゜.゜) ここのライトハンドは、キーのペンタトニックの構成音を弾いてるだけだったのか。
(゜.゜) アドリブでソロをとるときは、各小節の最後でキーの主音に戻るようにすれば、まとまりやすいんだな。
(゜.゜) ペンタトニック・スケールに、一瞬だけ「b5th」とか「m6th」の音を足すのはカッコいいんだな。
と、急速に理解が深まっていったんです。それぞれについての詳細は、また別記事で解説しますね。
まだ理論的な裏付けまでは出来てないのですが、少なくともビリーのプレイを紐解く上では「劇的な進歩」でした。
また長くなってしまいましたので、今回はこのへんで。次回は、具体的な例を挙げてみますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |
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「Addicted To That Rush」の3分08秒の掛け合いソロのひとつめはどう弾くの?
こんにちは、ぢゃっくです。
今回のピンポイント解説シリーズは、MR.BIGの代表曲「Addicted To That Rush」の3分08秒にある掛け合いソロ・パートのひとつめです。
AddictedToThatRush 3分08秒からの掛け合いソロの練習法
YouTubeコメントで海外の方からリクエストを頂いたので、嬉しくて早速やってみました(^^)。ありがとうございます。英語の字幕つけてみようかな・・とか思ったり(笑)。
僕の実演はあんまり上手くできてなくて恐縮なのですが、このパートには、2つのオススメ・ポイントがあります。ぜひ練習して、取り入れてくださいね。
1つは「左手人差し指によるトリル」、もう1つは「スライド+レイキングによる上昇」です。
「左手人差し指によるトリル」というのは、導入部分にある1弦2フレットをハンマリング&プリングする開放弦を使ったトリルの部分です。
ここは、バンドスコアでは、2弦5,7フレットのトリルとして記載されているものが多いです。音程は同じなのですが、「きっとビリーはこっちで弾いてるんでは」と思ってやってみました。
最近アップした「Shy Boy」のライトハンド・ソロの記事でもご紹介しましたが、下位フレットの左手人差し指による高速トリルは、ビリーの得意技だからです(^^*)。
関連記事⇒タラスのスタジオ版「Shy Boy」の2分12秒からのライトハンド・ソロはどう弾くの?
最初はなかなか音が出ませんし、指がとても痛くなってしまいますし、そもそもあえてこういう弾き方をする必要性がないので、ビリー以外で、やっているベース・プレイヤーはほとんどいないのではないかと思います。
でも逆にいうと、それがビリーシーンスタイルの特徴のひとつになっていると考えています。
この「人差し指によるプリング」そして「円弧を描くような動き」ができるようになれば、左手が劇的にパワフルになりますので、ライトハンドはもちろん、その他のプレイの幅が広がるのは確実ですよ(^^*)。
「スライド+レイキングによる上昇」も、ビリーが頻繁に使うお得意テクニックです。これにより、音を切ることなく、滑らかにハイポジションに移動することができます。
「Not Hopeless」のソロでも途中でも使っていますので、下記記事の動画もチェックしてみてくださいね。(0:10あたりからです)
関連記事⇒The Winery Dogs 「Not Hopeless」のベース・ソロ&ユニゾンの部分を弾いてみました♪
ちなみに、ポジションを下降するときのパターンもあるので、またご紹介しますね。
今回の動画では、ホワイトボードに指板の絵を書いて説明してみました。(もっと大きいのじゃないとわかりづらいですね・・・笑)
このように、適当な手書きで良いので、指板上でスケールの音を並べた絵を書いてみて、それを見ながらネックの下から上までを使って練習するのは、とてもオススメです。
スケールの音の並びを自然に視覚的に覚えることができますので、ぜひお試しください。
他にもリクエストがありましたら、こちらからお気軽にご連絡くださいね。もちろん、メルマガに返信でもYouTubeコメント欄でもOKです。
今回のピンポイント解説シリーズは、MR.BIGの代表曲「Addicted To That Rush」の3分08秒にある掛け合いソロ・パートのひとつめです。
AddictedToThatRush 3分08秒からの掛け合いソロの練習法
YouTubeコメントで海外の方からリクエストを頂いたので、嬉しくて早速やってみました(^^)。ありがとうございます。英語の字幕つけてみようかな・・とか思ったり(笑)。
▼プチ・アドバイス
僕の実演はあんまり上手くできてなくて恐縮なのですが、このパートには、2つのオススメ・ポイントがあります。ぜひ練習して、取り入れてくださいね。
1つは「左手人差し指によるトリル」、もう1つは「スライド+レイキングによる上昇」です。
「左手人差し指によるトリル」というのは、導入部分にある1弦2フレットをハンマリング&プリングする開放弦を使ったトリルの部分です。
ここは、バンドスコアでは、2弦5,7フレットのトリルとして記載されているものが多いです。音程は同じなのですが、「きっとビリーはこっちで弾いてるんでは」と思ってやってみました。
最近アップした「Shy Boy」のライトハンド・ソロの記事でもご紹介しましたが、下位フレットの左手人差し指による高速トリルは、ビリーの得意技だからです(^^*)。
関連記事⇒タラスのスタジオ版「Shy Boy」の2分12秒からのライトハンド・ソロはどう弾くの?
最初はなかなか音が出ませんし、指がとても痛くなってしまいますし、そもそもあえてこういう弾き方をする必要性がないので、ビリー以外で、やっているベース・プレイヤーはほとんどいないのではないかと思います。
でも逆にいうと、それがビリーシーンスタイルの特徴のひとつになっていると考えています。
この「人差し指によるプリング」そして「円弧を描くような動き」ができるようになれば、左手が劇的にパワフルになりますので、ライトハンドはもちろん、その他のプレイの幅が広がるのは確実ですよ(^^*)。
「スライド+レイキングによる上昇」も、ビリーが頻繁に使うお得意テクニックです。これにより、音を切ることなく、滑らかにハイポジションに移動することができます。
「Not Hopeless」のソロでも途中でも使っていますので、下記記事の動画もチェックしてみてくださいね。(0:10あたりからです)
関連記事⇒The Winery Dogs 「Not Hopeless」のベース・ソロ&ユニゾンの部分を弾いてみました♪
ちなみに、ポジションを下降するときのパターンもあるので、またご紹介しますね。
今回の動画では、ホワイトボードに指板の絵を書いて説明してみました。(もっと大きいのじゃないとわかりづらいですね・・・笑)
このように、適当な手書きで良いので、指板上でスケールの音を並べた絵を書いてみて、それを見ながらネックの下から上までを使って練習するのは、とてもオススメです。
スケールの音の並びを自然に視覚的に覚えることができますので、ぜひお試しください。
▼リクエストください!
他にもリクエストがありましたら、こちらからお気軽にご連絡くださいね。もちろん、メルマガに返信でもYouTubeコメント欄でもOKです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |
コード進行を知らなくても自由に弾ける方法です。
こんにちは、ぢゃっくです。
ビリーの音使い解析シリーズの第2回です。
関連記事⇒曲中に自由自在にフィルインを入れられる「2つの要素」とは?
前回に引き続き、
なぜビリーは、曲の途中にいつでも自由自在にフィルインを入れることができるのか?
というテーマの続きです。
僕は、アドリブとかジャム・セッションといったものは、自分には無縁だと諦めていました。それは、長い間ずっと、
自由自在にアドリブを弾くためには、コード進行とスケールの理論を熟知していなければいけない
ものだと思っていたからです。
書籍などで、理論を勉強してみたことはあるのですが、ほとんど頭に入らなかったんです。難解すぎて・・・( ;∀;)。
しかし、昨年、その考えが間違っていたことに気づきました。キッカケは、まったくの偶然でした。
それに気づくと、ビリーが弾いているフレーズ、教則ビデオで解説している内容などが劇的に理解できるようになったんです!
ビリーが「頭で考えるのは良くない」と言っていた意味が、なんとなく分かってきた気がしています。
このシリーズでは、そのノウハウを具体的にお伝えしていきたいなと思っています。
前回は、ペンタトニック・スケールに加えて、キーを意識することが重要であるということを書きました。
キー(調)という概念は、クラシックだけではなく、現在のロック・ポップス・ジャズなど、ほとんどのジャンルにおいて、楽曲の「最も基礎となる重要な要素」だと理解しています。
ここではまず、キーのスケール構成音を使ってアドリブ・フレーズを作るときに注意すべき点について書いてみますね。(ちょっと勉強しました。笑)
それは、一言でいうと、
キーのスケール構成音であっても、いつどこで弾いてもいいわけではない
ということです。
その時にバックで鳴っているコード(和音)によって、「コードの響きを邪魔する音」があるからです。
この音は「アヴォイド・ノート」と呼ばれています。避けるべき音という意味ですね。意図的に使う場合もあるのですが、あまり長く鳴らさずに経過音的に使うのが良いとされています。
逆にいうと、コード進行をよく把握しておく必要があるのは、
キーのスケール構成音を全て使って、アドリブを弾こうとした場合
ということなんですね。
なぜかというと、前述の通り、何も考えずに弾くと、アヴォイド・ノートを踏んでしまい、音を外した残念なフレーズになってしまい、アンサンブルを乱してしまう恐れがあるからですね。
もちろん上手く音を外すことで独特な雰囲気を出すテクニックもあると思いますが、それはさらにハイレベルなお話だと思います。(^^;
熟知している曲であればなんとかなるかなと思いますが、ジャム・セッションで即興的にアドリブする場合などは、演奏している最中に、
「ええと、いまこのコードだから、これとこれが弾いたらダメで・・・」
といちいち考えていては、ビリーの言うように頭で考えずに縦横無尽に弾きまくることは難しいですよね。
あの瞬時にポジションを変えながら滑らかに弾くダイナミックなプレイは、脊髄反射でないと間に合わないレベルだと思います(笑)。
もちろん出来るようになるに越したことはないと思いますが、ビリーには当てはまらないのかな、と思っています。
ジャズとかフュージョンの人は、きっとこういうアプローチをやりこなしてるのですよね。このコード進行のときには、このスケールで組み立てるとオシャレでカッコいいフレーズになりますよ、という膨大なノウハウに基づく即興演奏・・・すごい技術だなあと思います。(^^;
ここで、再び登場するのが、ペンタトニック・スケールなんです。
なんと嬉しいことに、ペンタトニック・スケールには、アヴォイド・ノートが含まれない!のですね。(^o^)
つまり、どの音を弾いてもコードの響きを邪魔しないんです。
なんて素晴らしいのでしょうか。僕のように理論で挫折した人にとっては、こんなわかりやすいことはありません(笑)。
もちろんペンタトニック・スケールを構成する5個の音のうち、どの音を選ぶかによって、その雰囲気(鳴っているコードとの関係)が大きく変わりますので、そこはセンスになってくると思いますが・・・
とりあえず外すことはありません。
これは、アドリブに対する怖さを克服するのに、大きなポイントになりますよね(^^)。
これまでの話をまとめると、前の記事でも書きましたが、
キーのペンタトニック・スケールの構成音だけを使ったフレーズであれば、曲中のどんな時に使っても大丈夫である!
ということになります。僕は、「キーのペンタは鉄板!の法則」と呼んでいます(笑)。
この法則に基づいて弾くことで、
●特にコード進行を意識する必要もなく、
●どこで弾くかというタイミングを考える必要もなく、
●音を外すことも和音の響きを乱すこともなく、
●自由自在にフィルインを弾きまくる
ということが可能になります。
このことは、僕にとっては、本当に大きな発見でした。先の見えないトンネルを抜けて、目の前のパッと開けた感じがしました(笑)。(´▽`*)
当然ながら、ビリーは、楽曲のコード進行はちゃんと熟知しているでしょうし、よく練られたような美しいフィルインも披露しますので、とても全部とは言えませんが、
曲中におけるフィルインの80%以上を説明することができる
と思っています。
また、ここで、あえて「曲中におけるフィルイン」と書いているのは、完全なソロ・パートとかライヴのソロ・タイムにおける音使いは、また別のポイントがあるためです。また別の記事で詳しく説明しますね。
ぜひ、この法則をふまえて、ビリーの動画やバンドスコアのフィルインを眺めてみてくださいね。きっと共感していただけるのではないかなーと思います。
長くなったので、今日はこのへんで。
このシリーズは、まだまだ続きますよー!\(^o^)/
具体的な例も紹介していきますので、楽しみにしていてくださいね。(^_-)-☆
ビリーの音使い解析シリーズの第2回です。
関連記事⇒曲中に自由自在にフィルインを入れられる「2つの要素」とは?
前回に引き続き、
なぜビリーは、曲の途中にいつでも自由自在にフィルインを入れることができるのか?
というテーマの続きです。
▼思い込んでいました
僕は、アドリブとかジャム・セッションといったものは、自分には無縁だと諦めていました。それは、長い間ずっと、
自由自在にアドリブを弾くためには、コード進行とスケールの理論を熟知していなければいけない
ものだと思っていたからです。
書籍などで、理論を勉強してみたことはあるのですが、ほとんど頭に入らなかったんです。難解すぎて・・・( ;∀;)。
しかし、昨年、その考えが間違っていたことに気づきました。キッカケは、まったくの偶然でした。
それに気づくと、ビリーが弾いているフレーズ、教則ビデオで解説している内容などが劇的に理解できるようになったんです!
ビリーが「頭で考えるのは良くない」と言っていた意味が、なんとなく分かってきた気がしています。
このシリーズでは、そのノウハウを具体的にお伝えしていきたいなと思っています。
▼なぜコード進行を知らないと困るのか
前回は、ペンタトニック・スケールに加えて、キーを意識することが重要であるということを書きました。
キー(調)という概念は、クラシックだけではなく、現在のロック・ポップス・ジャズなど、ほとんどのジャンルにおいて、楽曲の「最も基礎となる重要な要素」だと理解しています。
ここではまず、キーのスケール構成音を使ってアドリブ・フレーズを作るときに注意すべき点について書いてみますね。(ちょっと勉強しました。笑)
それは、一言でいうと、
キーのスケール構成音であっても、いつどこで弾いてもいいわけではない
ということです。
その時にバックで鳴っているコード(和音)によって、「コードの響きを邪魔する音」があるからです。
この音は「アヴォイド・ノート」と呼ばれています。避けるべき音という意味ですね。意図的に使う場合もあるのですが、あまり長く鳴らさずに経過音的に使うのが良いとされています。
逆にいうと、コード進行をよく把握しておく必要があるのは、
キーのスケール構成音を全て使って、アドリブを弾こうとした場合
ということなんですね。
なぜかというと、前述の通り、何も考えずに弾くと、アヴォイド・ノートを踏んでしまい、音を外した残念なフレーズになってしまい、アンサンブルを乱してしまう恐れがあるからですね。
もちろん上手く音を外すことで独特な雰囲気を出すテクニックもあると思いますが、それはさらにハイレベルなお話だと思います。(^^;
熟知している曲であればなんとかなるかなと思いますが、ジャム・セッションで即興的にアドリブする場合などは、演奏している最中に、
「ええと、いまこのコードだから、これとこれが弾いたらダメで・・・」
といちいち考えていては、ビリーの言うように頭で考えずに縦横無尽に弾きまくることは難しいですよね。
あの瞬時にポジションを変えながら滑らかに弾くダイナミックなプレイは、脊髄反射でないと間に合わないレベルだと思います(笑)。
もちろん出来るようになるに越したことはないと思いますが、ビリーには当てはまらないのかな、と思っています。
ジャズとかフュージョンの人は、きっとこういうアプローチをやりこなしてるのですよね。このコード進行のときには、このスケールで組み立てるとオシャレでカッコいいフレーズになりますよ、という膨大なノウハウに基づく即興演奏・・・すごい技術だなあと思います。(^^;
▼ペンタトニックの素晴らしさ
ここで、再び登場するのが、ペンタトニック・スケールなんです。
なんと嬉しいことに、ペンタトニック・スケールには、アヴォイド・ノートが含まれない!のですね。(^o^)
つまり、どの音を弾いてもコードの響きを邪魔しないんです。
なんて素晴らしいのでしょうか。僕のように理論で挫折した人にとっては、こんなわかりやすいことはありません(笑)。
もちろんペンタトニック・スケールを構成する5個の音のうち、どの音を選ぶかによって、その雰囲気(鳴っているコードとの関係)が大きく変わりますので、そこはセンスになってくると思いますが・・・
とりあえず外すことはありません。
これは、アドリブに対する怖さを克服するのに、大きなポイントになりますよね(^^)。
▼自由自在なフィルインのまとめ
これまでの話をまとめると、前の記事でも書きましたが、
キーのペンタトニック・スケールの構成音だけを使ったフレーズであれば、曲中のどんな時に使っても大丈夫である!
ということになります。僕は、「キーのペンタは鉄板!の法則」と呼んでいます(笑)。
この法則に基づいて弾くことで、
●特にコード進行を意識する必要もなく、
●どこで弾くかというタイミングを考える必要もなく、
●音を外すことも和音の響きを乱すこともなく、
●自由自在にフィルインを弾きまくる
ということが可能になります。
このことは、僕にとっては、本当に大きな発見でした。先の見えないトンネルを抜けて、目の前のパッと開けた感じがしました(笑)。(´▽`*)
当然ながら、ビリーは、楽曲のコード進行はちゃんと熟知しているでしょうし、よく練られたような美しいフィルインも披露しますので、とても全部とは言えませんが、
曲中におけるフィルインの80%以上を説明することができる
と思っています。
また、ここで、あえて「曲中におけるフィルイン」と書いているのは、完全なソロ・パートとかライヴのソロ・タイムにおける音使いは、また別のポイントがあるためです。また別の記事で詳しく説明しますね。
ぜひ、この法則をふまえて、ビリーの動画やバンドスコアのフィルインを眺めてみてくださいね。きっと共感していただけるのではないかなーと思います。
長くなったので、今日はこのへんで。
このシリーズは、まだまだ続きますよー!\(^o^)/
具体的な例も紹介していきますので、楽しみにしていてくださいね。(^_-)-☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |
曲中に自由自在にフィルインを入れられる「2つの要素」とは?
こんにちは、ぢゃっくです。
これから何回かに分けて、ビリーのフレージング、つまり「音使い」に関するノウハウについて、書いていこうと思います。
今回のテーマは、
なぜビリーは、曲の途中にいつでも自由自在にフィルインを入れることができるのか?
です。
僕の結論から先に言いますと、
キーのペンタトニック・スケールの構成音だけを使っているから
だと考えています。
もちろん、全てのフィルインに当てはまるわけではありませんが、この考えは、ビリーのプレイにおいて、ひとつの大きな柱になっているはずだと思っています。
ちなみに、「フィルイン」とは、一般的に以下のように説明されています。(Wikipediaより引用)
ビリーは、歌メロのバックでは、基本的にワンフィンガー主体で、タイトなベースラインを刻んでいますが、つなぎ目の隙間を見つけては、瞬時に色々なオカズを入れています。しかも、同じ曲でも毎回違ったりしますし、本当に「即興的」という言葉がピッタリです。
以下、詳細について書きますね。
以前から、ビリーが使うフレーズは、ペンタトニック・スケール主体で構成されているというのはよく言われていましたし、実際にコピーして体感されている方も多いのではないかと思います。
僕も色々分析していく中で「なるほど、確かにね」と納得していました。
しかし、ライブでのビリーは、ユニゾンやキメ以外の部分は、指板上を縦横無尽に動きまわりますし、同じ曲でも毎回違うフレーズを弾いたりします。
隙間に入れるフィルインだけではありません。例えば、「Colorado Bulldog」のAメロ裏など、ほとんど同じフレーズを弾かないといっても過言ではありません。(^^;
単にペンタトニックというだけで、ここまで素早く自由に弾けるものなのか?ビリーは、何を目安にして弾いているんだろう?
という疑問がずーっとあったんです。
(余談)この自由奔放なアドリブ・プレイが、ビリーのプレイ解析を困難にしている要因の一つだと思っています。アルバムで気になったフレーズをライブ映像で解析したくても、その通りに弾いてくれることは少ないので・・・(苦笑)。
ビリーは、「BILLY SHEEHAN IN JAPAN」というビデオの中で、
僕のプレイには頭で考えることなんて必要ないんだ。だって、プレイ中に考えるのって良くないだろ?
と言っています。
以前も書きましたが、この「BILLY SHEEHAN IN JAPAN」は、僕が16歳の時に初めてビリーに接した記念すべきビデオです(笑)。
関連記事⇒全ての始まりは一本のビデオでした
こちらに日本語字幕付きの動画がありました。5:42からです。
Billy Sheehan JAPAN 9-12-1988 PART 2
しかしまあ、そうは言いつつも、あれだけ弾きまくれるんですから、
コードの進行と使えるスケールの関係が完璧に頭に入っていて、それらを瞬時に組み合わせて、フレーズを組み立てている
んではないのかなあ?(・_・;)・・・と思っていました。
でも、今はビリーの言っていることは「けっこう本当なのかも」と思えるようになりました(笑)。
コード進行を意識しなくても弾きまくれる方法があったんです。
そのためには、ペンタトニック・スケールに加えて、もうひとつ「重要な要素」を知る必要がありました。
それは・・・
楽曲のキーです。
日本語では「調」と呼ばれるものです。音楽の授業で習った「ハ長調」とか「イ短調」とかですね。それぞれ、「Cメジャー・キー」と「Aマイナー・キー」に相当します。
楽曲のキーが決まると、その曲中で使うことができるコード群が決まります。曲の中で使うことができる基本的なコード群は、キーのスケール構成音を組み合わせて作ることができるからです。
例えば、キーがCメジャーの曲であれば、Cメジャー・スケールの音を組み合わせることで、
C Dm Em F G Am Bm(-5)
という基本コードが作れます。
この7個の基本コードを「ダイアトニック・コード」と言うらしいですね。これらを組み合わせるだけで、大抵の曲が作れてしまうほど強力です。
逆にいうと、キーはコードよりも楽曲の根幹を支配しているということになります。
つまり、ビリースタイルにおいては「そのときどきに鳴っているコードに合わせて弾く」というよりも、
楽曲全体を支配する「キー」でとらえて弾く
ことが重要ではないかと考えています。
だいぶ長くなりましたので、今回はこのへんにしますね。続きは、また次回に。
これから何回かに分けて、ビリーのフレージング、つまり「音使い」に関するノウハウについて、書いていこうと思います。
今回のテーマは、
なぜビリーは、曲の途中にいつでも自由自在にフィルインを入れることができるのか?
です。
僕の結論から先に言いますと、
キーのペンタトニック・スケールの構成音だけを使っているから
だと考えています。
もちろん、全てのフィルインに当てはまるわけではありませんが、この考えは、ビリーのプレイにおいて、ひとつの大きな柱になっているはずだと思っています。
ちなみに、「フィルイン」とは、一般的に以下のように説明されています。(Wikipediaより引用)
フィルイン(Fill-In、「埋める」の意)とは、主にドラムセット(広義ではギターやピアノ等の伴奏も含まれる)における演奏技法である。 一定のパターン演奏を繰り返す中で楽曲の繋ぎ目の1~2小節で即興的な演奏を入れることを指し、楽曲のスパイス的な意味合いから日本ではオカズと呼ばれる。
ビリーは、歌メロのバックでは、基本的にワンフィンガー主体で、タイトなベースラインを刻んでいますが、つなぎ目の隙間を見つけては、瞬時に色々なオカズを入れています。しかも、同じ曲でも毎回違ったりしますし、本当に「即興的」という言葉がピッタリです。
以下、詳細について書きますね。
▼ペンタトニック主体・・だけではない
以前から、ビリーが使うフレーズは、ペンタトニック・スケール主体で構成されているというのはよく言われていましたし、実際にコピーして体感されている方も多いのではないかと思います。
僕も色々分析していく中で「なるほど、確かにね」と納得していました。
しかし、ライブでのビリーは、ユニゾンやキメ以外の部分は、指板上を縦横無尽に動きまわりますし、同じ曲でも毎回違うフレーズを弾いたりします。
隙間に入れるフィルインだけではありません。例えば、「Colorado Bulldog」のAメロ裏など、ほとんど同じフレーズを弾かないといっても過言ではありません。(^^;
単にペンタトニックというだけで、ここまで素早く自由に弾けるものなのか?ビリーは、何を目安にして弾いているんだろう?
という疑問がずーっとあったんです。
(余談)この自由奔放なアドリブ・プレイが、ビリーのプレイ解析を困難にしている要因の一つだと思っています。アルバムで気になったフレーズをライブ映像で解析したくても、その通りに弾いてくれることは少ないので・・・(苦笑)。
▼頭で考えずに弾くためには
ビリーは、「BILLY SHEEHAN IN JAPAN」というビデオの中で、
僕のプレイには頭で考えることなんて必要ないんだ。だって、プレイ中に考えるのって良くないだろ?
と言っています。
以前も書きましたが、この「BILLY SHEEHAN IN JAPAN」は、僕が16歳の時に初めてビリーに接した記念すべきビデオです(笑)。
関連記事⇒全ての始まりは一本のビデオでした
こちらに日本語字幕付きの動画がありました。5:42からです。
Billy Sheehan JAPAN 9-12-1988 PART 2
しかしまあ、そうは言いつつも、あれだけ弾きまくれるんですから、
コードの進行と使えるスケールの関係が完璧に頭に入っていて、それらを瞬時に組み合わせて、フレーズを組み立てている
んではないのかなあ?(・_・;)・・・と思っていました。
でも、今はビリーの言っていることは「けっこう本当なのかも」と思えるようになりました(笑)。
コード進行を意識しなくても弾きまくれる方法があったんです。
そのためには、ペンタトニック・スケールに加えて、もうひとつ「重要な要素」を知る必要がありました。
それは・・・
楽曲のキーです。
日本語では「調」と呼ばれるものです。音楽の授業で習った「ハ長調」とか「イ短調」とかですね。それぞれ、「Cメジャー・キー」と「Aマイナー・キー」に相当します。
楽曲のキーが決まると、その曲中で使うことができるコード群が決まります。曲の中で使うことができる基本的なコード群は、キーのスケール構成音を組み合わせて作ることができるからです。
例えば、キーがCメジャーの曲であれば、Cメジャー・スケールの音を組み合わせることで、
C Dm Em F G Am Bm(-5)
という基本コードが作れます。
この7個の基本コードを「ダイアトニック・コード」と言うらしいですね。これらを組み合わせるだけで、大抵の曲が作れてしまうほど強力です。
逆にいうと、キーはコードよりも楽曲の根幹を支配しているということになります。
つまり、ビリースタイルにおいては「そのときどきに鳴っているコードに合わせて弾く」というよりも、
楽曲全体を支配する「キー」でとらえて弾く
ことが重要ではないかと考えています。
だいぶ長くなりましたので、今回はこのへんにしますね。続きは、また次回に。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |
タラスのスタジオ版「Shy Boy」の2分12秒からのライトハンド・ソロはどう弾くの?
こんにちは、ぢゃっくです。
今回のピンポイント解説シリーズのテーマは、「Shy Boy」のライトハンド・ソロです。それも、タラス時代の1982年にリリースされたアルバム「Sink Your Teeth Into That」に収録されているバージョンになります。
残念ながらこのアルバムは廃盤になっているようですが、「NV4 3345」でもご紹介した「Billy Sheehan Talas Years」というアルバムで聴くことができます。これには、スタジオ録音の「Sink Your Teeth Into That」とライブ録音の「Live Speed On Ice」という2枚のタラスのアルバムが合わせて収録されていて、とてもお得なCDです(笑)。
関連記事⇒あのベース・ソロ「NV43345」を弾いてみました♪


「Shy Boy」といえば、David Lee Roth はもちろん、MR.BIG でも、さらには The Winery Dogs のステージでも演奏され続けているビリーの代名詞のような曲ですが、今回のタラスのスタジオ版は、おそらく音源としては最も初期のバージョンということになると思います。
ギターとの超高速ライトハンド・ユニゾンで知られていますが、タラス時代はまだユニゾンではなく、ビリーだけのソロになっているのが特徴です。
ShyBoy タラス・スタジオ版の2分12秒からのライトハンド・ソロの解説
気に入っていただけたら、ぜひチャンネル登録もお願いしますね♪
このバージョンは、さすがにビリーの動画もありませんでしたので、僕の耳コピだけで音を採っています。少しでも雰囲気がでるように・・・と思って、試行錯誤してみました。間違いとか不足もあると思いますが、ご了承ください。
細かい弾き方については、動画の中でゆっくり解説していますが、ビリーのライトハンドの基本技術がぎゅっと詰まった美味しいソロだなあと思います(^^*)。
お勧めポイントとしては、開放弦を使ってポジション移動するというテクニックです。
後半の駆け上がり部分ですが、1弦開放がペダル・ポイントというかアクセントになって、単なるトリルではない特徴的な雰囲気を作り出していますね。
ライトハンド奏法をマスターする上では、「いかにしてスムーズに横方向にポジションを移動するか?」という技術を習得するのがとても大切ですので、良い練習になると思います。
また、この開放弦の音は、左手でプリングして出します。この左手プリングでしっかり音を鳴らすことは、ビリーのプレイで非常に重要ですので、その練習にもなります。僕は中指を使っていますが、痛くてしんどいという場合は、ほかの指でも構いませんし、2本使ってもいいと思います。
タブ譜はこちらにアップしました。使うのは1弦だけですし、音使いもGメジャー・スケールの音だけですし、速度さえ落とせば、比較的とっかかりやすいのではないかと思います。ぜひ一度試してみてくださいね(^^*)。
これは、昨年の8月にみなもんさんから頂いていたリクエストです。ありがとうございました。だいぶ遅くなってしまいましたが、いかがでしょうか?参考になれば、嬉しいです(^^*)。
リクエストはこちらからお気軽にどうぞ。
今回のピンポイント解説シリーズのテーマは、「Shy Boy」のライトハンド・ソロです。それも、タラス時代の1982年にリリースされたアルバム「Sink Your Teeth Into That」に収録されているバージョンになります。
残念ながらこのアルバムは廃盤になっているようですが、「NV4 3345」でもご紹介した「Billy Sheehan Talas Years」というアルバムで聴くことができます。これには、スタジオ録音の「Sink Your Teeth Into That」とライブ録音の「Live Speed On Ice」という2枚のタラスのアルバムが合わせて収録されていて、とてもお得なCDです(笑)。
関連記事⇒あのベース・ソロ「NV43345」を弾いてみました♪
「Shy Boy」といえば、David Lee Roth はもちろん、MR.BIG でも、さらには The Winery Dogs のステージでも演奏され続けているビリーの代名詞のような曲ですが、今回のタラスのスタジオ版は、おそらく音源としては最も初期のバージョンということになると思います。
ギターとの超高速ライトハンド・ユニゾンで知られていますが、タラス時代はまだユニゾンではなく、ビリーだけのソロになっているのが特徴です。
ShyBoy タラス・スタジオ版の2分12秒からのライトハンド・ソロの解説
気に入っていただけたら、ぜひチャンネル登録もお願いしますね♪
▼プチ・アドバイス
このバージョンは、さすがにビリーの動画もありませんでしたので、僕の耳コピだけで音を採っています。少しでも雰囲気がでるように・・・と思って、試行錯誤してみました。間違いとか不足もあると思いますが、ご了承ください。
細かい弾き方については、動画の中でゆっくり解説していますが、ビリーのライトハンドの基本技術がぎゅっと詰まった美味しいソロだなあと思います(^^*)。
お勧めポイントとしては、開放弦を使ってポジション移動するというテクニックです。
後半の駆け上がり部分ですが、1弦開放がペダル・ポイントというかアクセントになって、単なるトリルではない特徴的な雰囲気を作り出していますね。
ライトハンド奏法をマスターする上では、「いかにしてスムーズに横方向にポジションを移動するか?」という技術を習得するのがとても大切ですので、良い練習になると思います。
また、この開放弦の音は、左手でプリングして出します。この左手プリングでしっかり音を鳴らすことは、ビリーのプレイで非常に重要ですので、その練習にもなります。僕は中指を使っていますが、痛くてしんどいという場合は、ほかの指でも構いませんし、2本使ってもいいと思います。
タブ譜はこちらにアップしました。使うのは1弦だけですし、音使いもGメジャー・スケールの音だけですし、速度さえ落とせば、比較的とっかかりやすいのではないかと思います。ぜひ一度試してみてくださいね(^^*)。
▼謝辞
これは、昨年の8月にみなもんさんから頂いていたリクエストです。ありがとうございました。だいぶ遅くなってしまいましたが、いかがでしょうか?参考になれば、嬉しいです(^^*)。
リクエストはこちらからお気軽にどうぞ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |
ロトサウンド「BS66」弦のゲージを考える
こんにちは、ぢゃっくです。
ビリー・シグネチャー弦といえば、ご存じ、ロトサウンド「BS66」です。

ステンレス製でラウンドワウンドというのが特徴ですが、もうひとつ、ゲージ(弦の太さ)にも特徴があります。
「BS66」のゲージは、1弦から
043 / 065 / 080 / 110
となっています。
ベース弦のゲージは、太さの組み合わせが多岐に渡り、それぞれに特徴があるようですが、一般的には、ライトゲージと言われる
040 / 060 / 080 / 100
とか、少しヘヴィなところでミディアムライトゲージと言われる
045 / 065 / 085 / 105
というのが多いようです。
これらと比較してみると「BS66」のゲージは
1弦:かなり細い
2弦:やや太め(ミディアムライトゲージ相当)
3弦:やや細め(ライトゲージ相当)
4弦:かなり太い
という、かなり変則的なゲージになっているんですね。
先日、ピックアップの高さ調整にトライしたときに勉強したのですが、ピックアップの出力って、弦の振れる幅(振幅)に大きく関係するのですね。
ネック付近は、弦の振幅が大きくなるので、ピックアップは下げぎみ。
ブリッジ付近は、弦の振幅が小さくなるので、ピックアップは上げぎみ。
に調整することで、音量が均一になるのだそうです。
僕は、以前から、ビリーが1弦で弾くフレーズの音の太さに憧れていました。同じフレーズを弾いても僕のベース(前のマリンちゃんですが)ではペラペラになってしまうんです。ビリーの音は、すごく図太いんですよね。
これは、もちろんフロント・ピックアップの存在が大きいと思っていますが、実は、「RS66」の1弦の細さも関係しているのではと思っています。
先日、ポール・ギルバートとのデュエット・ソロの動画を撮ったときに、生まれて初めて1弦にHi-C(032)弦を張ってみて気づいたのですが、細い1弦を使った場合、同じG音にチューニングしてもテンションが緩くなるんですね。つまり、
⇒ 弦がよく振動する
⇒ ピックアップ出力が増す
⇒ 太い音が出る!
という方程式なのではないかと思いました。
まあ、ベンド(チョーキング)のしやすさというメリットが一番かもしれないですけど(笑)。
ビリーは、機材紹介の動画で、「テンションのバランスを保つため」というようなことを言っていますが、Dチューナー対策ではないかと思っています。
つまり、Dチューナーで4弦をDに落としたときに、ある程度のテンションが残っていないと、弦がべろべろになってしまうはずなんです。
このために、4弦は少し太目にすることによって、E音で普通にチューニングした時にテンションがキツめになるようにしているのではと思いました。
逆にいうと、「BS66」以外のゲージの弦を使うと、Dに落としたときにチューニングが狂いやすいという状況になるのでは・・・とも思いました。アティテュード・リミテッドのユーザーの皆さん、よければ教えてくださいね。
ちなみに、僕は恥ずかしながら「BS66」を弾いたことがありません。ステンレス弦の感じも知らないので、一度、買ってみようかなと思います。フレットが一気に削れちゃいそうで怖いんですけど(笑)。
ビリー・シグネチャー弦といえば、ご存じ、ロトサウンド「BS66」です。

ステンレス製でラウンドワウンドというのが特徴ですが、もうひとつ、ゲージ(弦の太さ)にも特徴があります。
▼「BS66」の特徴
「BS66」のゲージは、1弦から
043 / 065 / 080 / 110
となっています。
ベース弦のゲージは、太さの組み合わせが多岐に渡り、それぞれに特徴があるようですが、一般的には、ライトゲージと言われる
040 / 060 / 080 / 100
とか、少しヘヴィなところでミディアムライトゲージと言われる
045 / 065 / 085 / 105
というのが多いようです。
これらと比較してみると「BS66」のゲージは
1弦:かなり細い
2弦:やや太め(ミディアムライトゲージ相当)
3弦:やや細め(ライトゲージ相当)
4弦:かなり太い
という、かなり変則的なゲージになっているんですね。
▼なぜ1弦が細いのか
先日、ピックアップの高さ調整にトライしたときに勉強したのですが、ピックアップの出力って、弦の振れる幅(振幅)に大きく関係するのですね。
ネック付近は、弦の振幅が大きくなるので、ピックアップは下げぎみ。
ブリッジ付近は、弦の振幅が小さくなるので、ピックアップは上げぎみ。
に調整することで、音量が均一になるのだそうです。
僕は、以前から、ビリーが1弦で弾くフレーズの音の太さに憧れていました。同じフレーズを弾いても僕のベース(前のマリンちゃんですが)ではペラペラになってしまうんです。ビリーの音は、すごく図太いんですよね。
これは、もちろんフロント・ピックアップの存在が大きいと思っていますが、実は、「RS66」の1弦の細さも関係しているのではと思っています。
先日、ポール・ギルバートとのデュエット・ソロの動画を撮ったときに、生まれて初めて1弦にHi-C(032)弦を張ってみて気づいたのですが、細い1弦を使った場合、同じG音にチューニングしてもテンションが緩くなるんですね。つまり、
⇒ 弦がよく振動する
⇒ ピックアップ出力が増す
⇒ 太い音が出る!
という方程式なのではないかと思いました。
まあ、ベンド(チョーキング)のしやすさというメリットが一番かもしれないですけど(笑)。
▼なぜ4弦が太いのか
ビリーは、機材紹介の動画で、「テンションのバランスを保つため」というようなことを言っていますが、Dチューナー対策ではないかと思っています。
つまり、Dチューナーで4弦をDに落としたときに、ある程度のテンションが残っていないと、弦がべろべろになってしまうはずなんです。
このために、4弦は少し太目にすることによって、E音で普通にチューニングした時にテンションがキツめになるようにしているのではと思いました。
逆にいうと、「BS66」以外のゲージの弦を使うと、Dに落としたときにチューニングが狂いやすいという状況になるのでは・・・とも思いました。アティテュード・リミテッドのユーザーの皆さん、よければ教えてくださいね。
ちなみに、僕は恥ずかしながら「BS66」を弾いたことがありません。ステンレス弦の感じも知らないので、一度、買ってみようかなと思います。フレットが一気に削れちゃいそうで怖いんですけど(笑)。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |
なんだか楽しくなるんです、ダブルストップ。
こんにちは、ぢゃっくです。
今回は「ダブルストップ」の練習法についての動画をアップしましたので、お知らせします。
ダブルストップとは、その名の通り、2音を同時に押さえて和音を弾く奏法のことを言います。僕は、ベース独特の用語だと思っていたのですが、調べてみたらギターでもそう言うみたいですね(汗)。
なんだか楽しくなるダブルストップの練習法
今回の練習法では、2音の間隔が3度になるダブルストップの組み合わせを紹介しています。3度には、短3度と長3度の2種類があって、それぞれ「1音半」と「2音」の間隔の和音になります。
この間隔は、コーラスでメロディラインに対してハモるときによく使われる和音の響きなので、弾いていると、なんだかとても気持ちが良くなります(笑)。
動画では、僕が好きなGメジャー・スケールの音を1弦と2弦上に並べて、3度の間隔になるところを順番に弾いています。もちろん、他のスケールでもできますので、ぜひ色々試してみてくださいね。
また、今回は、1弦+2弦を使っていますが、もちろん一般的なダブルストップとしては、1弦+4弦、2弦+4弦など弦をとばして同時に鳴らすこともできます。
特に、ベースでこれをやると、ベースラインとメロディラインを同時に鳴らせるので、すごくカッコいい響きになるんですよね。ベース・マガジンなどで紹介される一般的なソロ・ベースでは必須のテクニックと言えるでしょう(笑)。
ですが、ビリーは、隣接した弦でやることが多いです。これは、レイキングありきで考えているからだと思っています。
まあ、両手オクターブ・タッピングや両手コード・タッピングをするときの左手は、弦とびダブルストップと言えなくもないですけども(笑)。
ソロ・タイムなどでは、左手はダブルストップのフォームで2音を押さえて、右手は2:2レイキングで弾きながら、高速にポジションを移動する・・・というプレイがよく見られます。
レイキングで弾くことにより、単なるダブルストップの「和音」ではなく、出音が細かくばらけて「速弾き」として聴こえるんですね。
このダブルストップ+レイキングというのが、ビリー独特の雰囲気を出すひとつのポイントだと思います。
ツーフィンガーであっても、1:2レイキングすれば、十分に雰囲気が出せますよ。
このためには、2音を押さえるダブルストップのフォームで、横方向にポジションを高速移動できるようになることが重要ポイントですので、まずは、今回の動画で紹介したGメジャー・スケールの構成音の場所を覚えて、練習してみてくださいね。
構成音の組み合わせも色々と試してみると、とても面白いです。どういう和音になっているのか?という細かいことはとりあえず気にせず(僕もよく分かってません笑)、「あ!この組み合わせは気持ちいいなー」というような気楽な気持ちで自由に弾けばいいのではと思っています。
もし「ベースは単音で弾くもの」と思っている方がいたら、ぜひダブルストップで遊んでみていただきたいです。(^^*)
今回は「ダブルストップ」の練習法についての動画をアップしましたので、お知らせします。
ダブルストップとは、その名の通り、2音を同時に押さえて和音を弾く奏法のことを言います。僕は、ベース独特の用語だと思っていたのですが、調べてみたらギターでもそう言うみたいですね(汗)。
なんだか楽しくなるダブルストップの練習法
▼プチ・アドバイス
今回の練習法では、2音の間隔が3度になるダブルストップの組み合わせを紹介しています。3度には、短3度と長3度の2種類があって、それぞれ「1音半」と「2音」の間隔の和音になります。
この間隔は、コーラスでメロディラインに対してハモるときによく使われる和音の響きなので、弾いていると、なんだかとても気持ちが良くなります(笑)。
動画では、僕が好きなGメジャー・スケールの音を1弦と2弦上に並べて、3度の間隔になるところを順番に弾いています。もちろん、他のスケールでもできますので、ぜひ色々試してみてくださいね。
また、今回は、1弦+2弦を使っていますが、もちろん一般的なダブルストップとしては、1弦+4弦、2弦+4弦など弦をとばして同時に鳴らすこともできます。
特に、ベースでこれをやると、ベースラインとメロディラインを同時に鳴らせるので、すごくカッコいい響きになるんですよね。ベース・マガジンなどで紹介される一般的なソロ・ベースでは必須のテクニックと言えるでしょう(笑)。
ですが、ビリーは、隣接した弦でやることが多いです。これは、レイキングありきで考えているからだと思っています。
まあ、両手オクターブ・タッピングや両手コード・タッピングをするときの左手は、弦とびダブルストップと言えなくもないですけども(笑)。
ソロ・タイムなどでは、左手はダブルストップのフォームで2音を押さえて、右手は2:2レイキングで弾きながら、高速にポジションを移動する・・・というプレイがよく見られます。
レイキングで弾くことにより、単なるダブルストップの「和音」ではなく、出音が細かくばらけて「速弾き」として聴こえるんですね。
このダブルストップ+レイキングというのが、ビリー独特の雰囲気を出すひとつのポイントだと思います。
ツーフィンガーであっても、1:2レイキングすれば、十分に雰囲気が出せますよ。
このためには、2音を押さえるダブルストップのフォームで、横方向にポジションを高速移動できるようになることが重要ポイントですので、まずは、今回の動画で紹介したGメジャー・スケールの構成音の場所を覚えて、練習してみてくださいね。
構成音の組み合わせも色々と試してみると、とても面白いです。どういう和音になっているのか?という細かいことはとりあえず気にせず(僕もよく分かってません笑)、「あ!この組み合わせは気持ちいいなー」というような気楽な気持ちで自由に弾けばいいのではと思っています。
もし「ベースは単音で弾くもの」と思っている方がいたら、ぜひダブルストップで遊んでみていただきたいです。(^^*)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |
「Colorado Bulldog」のイントロの高速3連符フレーズはどう弾くの?
こんにちは、ぢゃっくです。
アティテュード・スペシャルを使った最初の動画をアップしました!ピンポイント解説シリーズです。
今回は、MR.BIGの代表曲である「Colorado Bulldog」のイントロにある高速3連符フレーズの練習法について紹介しています。
ColoradoBulldog イントロ高速3連符フレーズの練習法
3連符の繰り返しなのでスリーフィンガーとの相性は良いのですが、とにかく速い、ポジション移動が激しい、1拍ごとに弾く弦が変わる、など難易度が高い部分だと思っています。
そこで、今回紹介する練習法では、あえて、2弦と3弦だけを使って弾くというやり方を提案しています。
こうすることで、横方向への移動が激しくなるのですが、右手は固定したまま弾くことができるので、スリーフィンガーで音の粒を揃えることに集中することができます。
右手の親指は、2弦を弾くときも4弦上に置くほうが良いと思います。弾く弦が少し遠くなりますが、その場合でも、3本の指の形が「コの字型」になるように意識してください。
音使いとしては、楽曲のキーである「Eマイナー」のペンタトニック・スケールの構成音を使ったフレーズになっています。ですので、指板上で横方向にペンタトニック・スケールの音がどう並んでいるかを覚える練習にもなると思います。
スリーフィンガーはできないよ・・・という方も、テンポはゆっくりで単音で良いので、ぜひ一度、フレーズを追いかけてみてくださいね。
横方向のダイナミックなポジション移動は、ビリーシーンスタイルの速弾きをするためには必ず習得しなければならないものですので、ちょうどよい練習になると思います。
アティテュード・スペシャルを使った最初の動画をアップしました!ピンポイント解説シリーズです。
今回は、MR.BIGの代表曲である「Colorado Bulldog」のイントロにある高速3連符フレーズの練習法について紹介しています。
ColoradoBulldog イントロ高速3連符フレーズの練習法
▼プチ・アドバイス
3連符の繰り返しなのでスリーフィンガーとの相性は良いのですが、とにかく速い、ポジション移動が激しい、1拍ごとに弾く弦が変わる、など難易度が高い部分だと思っています。
そこで、今回紹介する練習法では、あえて、2弦と3弦だけを使って弾くというやり方を提案しています。
こうすることで、横方向への移動が激しくなるのですが、右手は固定したまま弾くことができるので、スリーフィンガーで音の粒を揃えることに集中することができます。
右手の親指は、2弦を弾くときも4弦上に置くほうが良いと思います。弾く弦が少し遠くなりますが、その場合でも、3本の指の形が「コの字型」になるように意識してください。
音使いとしては、楽曲のキーである「Eマイナー」のペンタトニック・スケールの構成音を使ったフレーズになっています。ですので、指板上で横方向にペンタトニック・スケールの音がどう並んでいるかを覚える練習にもなると思います。
スリーフィンガーはできないよ・・・という方も、テンポはゆっくりで単音で良いので、ぜひ一度、フレーズを追いかけてみてくださいね。
横方向のダイナミックなポジション移動は、ビリーシーンスタイルの速弾きをするためには必ず習得しなければならないものですので、ちょうどよい練習になると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |
ついに念願のアティテュードを使います!
こんにちは、ぢゃっくです。
さて、今年から僕はアティテュードを使います! わーい\(^o^)/
といっても、リミテッドではありません。
アティテュード・スペシャルというモデルです。
リミテッドとの違いは、
・出力は1系統のみ
・Dチューナーなし
・スキャロップ加工なし
・ピックアップはヤマハ製
などなど色々あるのですが、僕がどうしても欲しかった
フロント・ピックアップ
がついているんですね。
さ・ら・に!
実は、1本だけじゃないんですよ♪
今後は、下記の2本のスペシャルを使っていきます。

左の初代っぽいメタリックブルーは、年末にヤフオクで落札しました。ジャンク品という扱いでしたので、送料込みで19,000円ほどでした。
届いた時は、ネックが順反り気味で弦高がすごく高かったので、「こりゃ使えるかな・・・」と不安でしたが、ネットで調べて、恐る恐るトラスロッドを締めてみたら、かなり改善できました。良かったです、ホッとしました。
右のシーフォームグリーンは、ずっと応援してくださっている「いなっち」さんが愛用されていたものを、譲っていただきました。ご厚意に感謝・感激です。
しかも、実はこれ「フレットレス仕様」なんです!
ご自身で加工されたそうです。自分がフレットレス・ベース(しかもアティテュードの!)を持てる日がくるとは、思ってもみませんでした。
こんな良いご縁に巡り合えるなんて、本当に夢みたいです・・・ブログを始めて良かったです(感涙)。
いなっちさん、本当にありがとうございました。大切に使わせていただきますね。(´▽`*)
(いなっちさんのYouTube動画はコチラ)
アティテュード・リミテッドへの長年の憧れは、こちらの記事でも書きました。
関連記事⇒いつかは・・・ではありますが。
しかし、機材にお金をかけられない僕がリミテッドを持ったとしても「宝の持ち腐れ」になってしまうのでは?という思いがずっとありました。それは、
・アンプ2台でステレオ出力を活用することは、おそらくない
・Dチューナーが必要になる場面は、おそらくほとんどない
・スキャロップ加工は、必要なら自分でできる
という理由からです。
でも、フロント・ピックアップだけは他で代用できない大きな魅力で、どうしても試してみたかったんです。
フロント・ピックアップを搭載しているヤマハBBシリーズのビリー仕様モデルである「BB714」も惹かれていたのですが、やはり「アティテュード」への想いがずっと胸にくすぶっていました。
そう考えていくと、フロント・ピックアップがついていて、1出力にブレンドしてくれるアティテュード・スペシャルが、僕にとっては【ベスト】だという結論に至りました。
実際に、スペシャルを弾いてみた印象は、
ああ、こりゃ最高だあ!(´▽`*)
です(笑)。
ボディもネックも良く鳴りますし、なによりフロント・ピックアップの重低音がたまりません。「EBS Billy Sheehan Signature Drive Pedal」との相性も抜群です!
なにより、フォルムが美しい!ですね。まぎれもない「アティテュード」のフォルム・・・毎日、眺めてニヤニヤしています(笑)。
また、「ピックアップに触れながら弾いている」というビリーの言葉が体感できました。
Pピックアップがボディの絶妙な位置にあるんですよね。ピックアップの高さは少し調整しましたが、すごく弾きやすい感じがしました。まあ、これは気のせいかもしれませんが。
いかんせん、ずっと24フレットのベースで練習してきたので、21フレットの感覚に慣れてませんが、これからどんどん鍛えていきます!(^o^)/
さて、今年から僕はアティテュードを使います! わーい\(^o^)/
といっても、リミテッドではありません。
アティテュード・スペシャルというモデルです。
リミテッドとの違いは、
・出力は1系統のみ
・Dチューナーなし
・スキャロップ加工なし
・ピックアップはヤマハ製
などなど色々あるのですが、僕がどうしても欲しかった
フロント・ピックアップ
がついているんですね。
さ・ら・に!
実は、1本だけじゃないんですよ♪
今後は、下記の2本のスペシャルを使っていきます。

左の初代っぽいメタリックブルーは、年末にヤフオクで落札しました。ジャンク品という扱いでしたので、送料込みで19,000円ほどでした。
届いた時は、ネックが順反り気味で弦高がすごく高かったので、「こりゃ使えるかな・・・」と不安でしたが、ネットで調べて、恐る恐るトラスロッドを締めてみたら、かなり改善できました。良かったです、ホッとしました。
右のシーフォームグリーンは、ずっと応援してくださっている「いなっち」さんが愛用されていたものを、譲っていただきました。ご厚意に感謝・感激です。
しかも、実はこれ「フレットレス仕様」なんです!
ご自身で加工されたそうです。自分がフレットレス・ベース(しかもアティテュードの!)を持てる日がくるとは、思ってもみませんでした。
こんな良いご縁に巡り合えるなんて、本当に夢みたいです・・・ブログを始めて良かったです(感涙)。
いなっちさん、本当にありがとうございました。大切に使わせていただきますね。(´▽`*)
(いなっちさんのYouTube動画はコチラ)
▼スペシャルを選んだ理由
アティテュード・リミテッドへの長年の憧れは、こちらの記事でも書きました。
関連記事⇒いつかは・・・ではありますが。
しかし、機材にお金をかけられない僕がリミテッドを持ったとしても「宝の持ち腐れ」になってしまうのでは?という思いがずっとありました。それは、
・アンプ2台でステレオ出力を活用することは、おそらくない
・Dチューナーが必要になる場面は、おそらくほとんどない
・スキャロップ加工は、必要なら自分でできる
という理由からです。
でも、フロント・ピックアップだけは他で代用できない大きな魅力で、どうしても試してみたかったんです。
フロント・ピックアップを搭載しているヤマハBBシリーズのビリー仕様モデルである「BB714」も惹かれていたのですが、やはり「アティテュード」への想いがずっと胸にくすぶっていました。
そう考えていくと、フロント・ピックアップがついていて、1出力にブレンドしてくれるアティテュード・スペシャルが、僕にとっては【ベスト】だという結論に至りました。
▼弾いてみた印象
実際に、スペシャルを弾いてみた印象は、
ああ、こりゃ最高だあ!(´▽`*)
です(笑)。
ボディもネックも良く鳴りますし、なによりフロント・ピックアップの重低音がたまりません。「EBS Billy Sheehan Signature Drive Pedal」との相性も抜群です!
なにより、フォルムが美しい!ですね。まぎれもない「アティテュード」のフォルム・・・毎日、眺めてニヤニヤしています(笑)。
また、「ピックアップに触れながら弾いている」というビリーの言葉が体感できました。
Pピックアップがボディの絶妙な位置にあるんですよね。ピックアップの高さは少し調整しましたが、すごく弾きやすい感じがしました。まあ、これは気のせいかもしれませんが。
いかんせん、ずっと24フレットのベースで練習してきたので、21フレットの感覚に慣れてませんが、これからどんどん鍛えていきます!(^o^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |
祝!ブログ1周年!ありがとうございます♪
こんにちは、ぢゃっくです。
明けましておめでとうございます。
そして、このブログを開設して1年が経ちました!\(^o^)/
(正確には初投稿は1/10ですが、細かいことは気にしないのです!)
なんとか1年間、続けることができました。これもひとえに応援して下さる皆さんのおかげです。コメントなど頂くと、とっても嬉しくて、励みになります。本当にありがとうございます。(´▽`*)
1年間で書いたブログ記事は・・・なんと128本でした!ビリーだけをテーマに、正直こんなに続けることができるとは思っていなかったので、自分でもびっくりしています。
さて、今年は、自分の人生の中で大きなターニングポイントになる年だと思っています。
最近、自分が本当に伝えたいことが何かわかってきました。
それは・・・
ビリースタイルというのは、応用できて初めて意味がある
ということです。
僕が発信していく情報は、ビリーのプレイを完コピすることが目的ではありません。
もちろんビリーのプレイを正確にコピーすることは、練習には大いに役立ちますし、僕自身はこれからもやっていくつもりですが、みんながみんな「MR.BIG」や「The Winery Dogs」の曲をバンドでやるわけではないですよね。
貴方の所属しているバンドがやっている楽曲は、邦楽ポップスだったり、洋楽メタルだったり、歌謡曲だったり、オールディーズだったり、フュージョンだったり、色々だと思うんです。
それに対して、僕は、ビリーのプレイを解析して、分かりやすく、かみ砕いて伝えることで、
どうやれば同じ雰囲気が出せるのか?
どういう練習をすればいいのか?
どういうときに使えば効果的なのか?
ビリーは何を思ってこう弾いているのか?
といったところを掘り下げていきたいと考えています。
つまり、貴方が日頃演奏する楽曲で、ビリースタイルを応用できるようにすることで、
貴方のプレイがより個性的に輝けるようになる
というのがゴールだと思っています。
今年の大きなテーマとして、「ビリーの音使い」があります。
頭で考えずに指板を駆け巡ることができるコツですが、これまで自分だけの秘密にしておこうと胸にしまっていた「出し惜しみ」ネタも含めて、全部出していきたいと思っています!(^_-)-☆
・・・とかいいつつ、まあたいしたことないかもしれませんので、あまり期待せず、引き続き、ご覧いただければと思います(笑)。
本年も、よろしくお願いいたします。
2015年が貴方にとって素晴らしい年になりますように。
明けましておめでとうございます。
そして、このブログを開設して1年が経ちました!\(^o^)/
(正確には初投稿は1/10ですが、細かいことは気にしないのです!)
なんとか1年間、続けることができました。これもひとえに応援して下さる皆さんのおかげです。コメントなど頂くと、とっても嬉しくて、励みになります。本当にありがとうございます。(´▽`*)
1年間で書いたブログ記事は・・・なんと128本でした!ビリーだけをテーマに、正直こんなに続けることができるとは思っていなかったので、自分でもびっくりしています。
さて、今年は、自分の人生の中で大きなターニングポイントになる年だと思っています。
最近、自分が本当に伝えたいことが何かわかってきました。
それは・・・
ビリースタイルというのは、応用できて初めて意味がある
ということです。
僕が発信していく情報は、ビリーのプレイを完コピすることが目的ではありません。
もちろんビリーのプレイを正確にコピーすることは、練習には大いに役立ちますし、僕自身はこれからもやっていくつもりですが、みんながみんな「MR.BIG」や「The Winery Dogs」の曲をバンドでやるわけではないですよね。
貴方の所属しているバンドがやっている楽曲は、邦楽ポップスだったり、洋楽メタルだったり、歌謡曲だったり、オールディーズだったり、フュージョンだったり、色々だと思うんです。
それに対して、僕は、ビリーのプレイを解析して、分かりやすく、かみ砕いて伝えることで、
どうやれば同じ雰囲気が出せるのか?
どういう練習をすればいいのか?
どういうときに使えば効果的なのか?
ビリーは何を思ってこう弾いているのか?
といったところを掘り下げていきたいと考えています。
つまり、貴方が日頃演奏する楽曲で、ビリースタイルを応用できるようにすることで、
貴方のプレイがより個性的に輝けるようになる
というのがゴールだと思っています。
今年の大きなテーマとして、「ビリーの音使い」があります。
頭で考えずに指板を駆け巡ることができるコツですが、これまで自分だけの秘密にしておこうと胸にしまっていた「出し惜しみ」ネタも含めて、全部出していきたいと思っています!(^_-)-☆
・・・とかいいつつ、まあたいしたことないかもしれませんので、あまり期待せず、引き続き、ご覧いただければと思います(笑)。
本年も、よろしくお願いいたします。
2015年が貴方にとって素晴らしい年になりますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。 ●Twitterはじめました! アカウントは@jack_billystyleです。お気軽にフォローください。 ●メルマガもやってます 登録はこちら⇒ビリーシーンのプレイスタイルの研究を始めて幾年月 ![]() |