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ビリーシーンスタイル・ベースの探求

ビリーシーンに学ぼう!街で一目置かれる個性派ベースプレイヤーを目指します。



ビリーシーンスタイル・ベースの探求>> 速弾きなら!スリーフィンガー >> 力強くピッキングするって実際どんな感じなのか?
2014-04-12

力強くピッキングするって実際どんな感じなのか?

こんにちは、ぢゃっくです。

ビリー・スタイルのスリーフィンガーでは、とにかく右手指の力強さが大事です!と繰り返しお伝えしてきました。

つまり、ピッキングの強さです。

関連記事⇒右手は「コの字型」にしよう!

しかし、「力強くと言われても、実際どんな感じに弾いたらいいの?」と思われた方もいると思います。

今回は、僕が考える理想のピッキングのイメージについてお話します。

▼指を大きく動かさない


スリーフィンガーの右手のフォームは、以下のように第二関節から先を直角に曲げてコの字型にするのでしたね。

関連記事⇒右手は「コの字型」にしよう!

右手はコの字型

この状態から、第二関節から先だけを動かして、弦を弾きます。

すると、意外と指を動かす振れ幅が小さいということに気づくと思います。

つまり、力強くといっても、指を大きく動かしてはいけないんですね。

アイアンメイデンのスティーヴ・ハリスのように、指を弦から離して、バキバキと弾くピッキング・スタイルの方もいますが、ビリーのピッキングは正反対だと言えます。

速弾きしてもぶれない3

速く弾くことを考えると、指の動きが極力小さい方が発音のタイムロスが少なくなりますので、ビリーのピッキング・スタイルは速弾きに向いているといえますね。

また、ピッキングしたときの音としては、

右手指(人・中・薬のいずれか)が弦に触れた状態から、開放弦を弾いたときに、

ゴゥーン・・・ンン

という感じに鳴るイメージです。

3本指を使って8分音符を弾くと、

ゴンゴンゴンゴン・・・

さらに速弾きすると、

ゴゴゴゴゴゴゴ・・・・

というマシンガンのような均一かつ芯のある音になるのが、僕の理想のイメージです。

と言われても、まあ困ってしまいますよね。言葉にするのって難しいです(^^;)。

力の入れ具合という意味では、「弦を擦る音が聞こえるくらいの力で弾く」というのがポイントだと考えています。

▼弦を擦る音とは


指を弦に触れさせた状態から弾くと、勢いを付けることができませんよね。

テニスでいうと、バックスイングが全くないインパクトの位置からラケットを振り抜くようなものです(笑)。

そこから2弦を弾いて、3弦に当てて止めるまでの約2センチくらいの距離。

ここに瞬発的に力を込めて弾いてみてください。

すると、指が弦を擦る音が聞こえるんですね。

弦を叩くような音ではなく、摩擦から生じる「ゴッ」という感じの音です。特に、アンプをつながない状態で練習をしていると、聞こえるようになってくると思います。

3本の指を使って連続した音を弾く場合は、さすがに弦に触れさせた状態ではなくなりますが、それでも指の振れ幅はできるだけ小さくキープし、弦に当たるインパクトの瞬間に力を入れるようにします。

つまり、「常に弦を擦る音が聞こえている」というのが、僕の理想と考える「力強いピッキング」になります。

実際、擦る音を出そうとすると、かなりの力が必要になると思います。

ちなみに、僕がこの写真のように親指を置く弦に力を入れているのは、弦をたわませることによって、弾きたい弦との距離を縮めるためです。グッと力を入れやすくなりますよ。

親指に弦の跡

参考になれば、嬉しいです。

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No title
こんばんは。
少しお久しぶりになりました。

それにしても毎回の考察と身体のメカニズムの結びつきが素晴らしいですね!
自分のプレイフォームや、やってきた事を思い出してみるとぢゃっくさんの記事とかなりリンクしてるので思わずニヤリとする事が多々あります。

今回の「弦を擦る音」というのも私自身は感覚でわかるのですが、いざ他人に教えようとするとなかなか上手く教えれませんでしたが今後は「このブログを見ればいいよ!」の一言ですみそうですよ。(笑)
2014-04-14 23:22 : バッドビリー URL : 編集
Re: No title
バッドビリーさん

こんばんは。いつもコメントありがとうございます!

> それにしても毎回の考察と身体のメカニズムの結びつきが素晴らしいですね!
> 自分のプレイフォームや、やってきた事を思い出してみるとぢゃっくさんの記事とかなりリンクしてるので思わずニヤリとする事が多々あります。

そうなんですか!それは嬉しいです。(^^*)

> 今回の「弦を擦る音」というのも私自身は感覚でわかるのですが、いざ他人に教えようとするとなかなか上手く教えれませんでしたが今後は「このブログを見ればいいよ!」の一言ですみそうですよ。(笑)

そうなんです、いざ説明しようとすると難しいなあと感じています。

バッドビリーさんの近くにはビリースタイルに興味を持つ人がいるのですね。
僕は今までほとんどいないので、羨ましいです。

また、よろしくお願いします!
2014-04-16 00:06 : ぢゃっく URL : 編集
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こんにちは。色々な楽器をやりますが、特にベースが楽しくて仕方ないアラフォー男性です。ビリーシーンが大好きで、彼のプレイスタイルを吸収すべく日々研究に励んでいます。自分は音楽に支えられているなあと感じる今日この頃です。2016年4月から、ついに念願のアティテュード・リミテッド(LTD2)を使い始めました(^^*)。詳しいプロフィールは、コチラにあります。

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シグネチャーペダル
EBS Billy Sheehan Signature Drive Pedal です。手軽にビリーサウンドを再現できる「救世主」です。かつてビリーが愛用していたピアースG1のように、クリーン・サウンドにディストーション・サウンドを重ねて出力することができます。コンプレッサーも内蔵。ビリーのペダルボードには、2台使われています。
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Keeley Compressor Proです。2015年から使い始めており、従来のMXR M-87が2台ともこれに置き換えてられています。かなり高いです(++;)。
最新アンプヘッド
Hartke LH1000です。従来は低音出力用に使われていましたが、2015年秋から高音/低音ともこれに統一されました。
最新キャビネット
Hartke HYD115です。2015年秋から高音/低音で分けていたキャビネットがこれに統一されました。15インチのアルミ製コーンを1発搭載。15インチ搭載キャビネットでは最軽量。HyDriveシリーズは、シルバーパネルがスタイリッシュですね♪
旧コンプレッサー
MXR Bass Compressor M-87です。現在のビリーのエフェクトは、EBSドライブとこのコンプが中心です。ツマミが5個のこのタイプが気に入っているそうです。自分の事を「熱烈なコンプ・ファン」というくらいコンプが好きみたいです。
旧アンプヘッド(高)
Hartke HA5500です。リアPUからの高音出力を通すアンプヘッドです。グラフィック・イコライザーは「丸い山型」にします。コンプも内蔵されていますが、使っていないようです。欲しいですが、ちょっとまだ手が届かないですね。
旧アンプヘッド(低)
Hartke LH1000です。フロントPUからの低音出力を通すアンプヘッドです。1000Wのハイパワー出力。これを買おうか悩む日なんてこないだろうなあ(苦笑)。
旧キャビネット(高)
Hartke AK115です。リアPUからの高音出力用のキャビネットです。この正方形のデザイン、コンパクトで好きです。2台積んだときの収まり感も良いですね。15インチ400Wという大出力ペーパーコーン1発を格納。ビリー曰く、位相ずれによる干渉がなく正確で、そのサウンドは「デリシャス!」だそうです。
旧キャビネット(低)
Hartke AK410です。フロントPUからの低音出力を鳴らすキャビネットです。10インチ125Wペーパーコーンが4発格納されています。小口径スピーカーで低域を鳴らすことで、パンチのある音が出るそうです。他の人にセットアップさせると、毎回こちらを高音用だと間違えるとか(笑)。
フロントピックアップ
DiMarzio DP145 Will Power Neckです。フロント側ピックアップ。ディマジオ・・・なんか名前の響きだけでも憧れます。Attitude Limited LTD3に搭載されているのはヤマハ純正のウーファーPUです。ディマジオの公式動画でLTD3を紹介するときは、フロントPUには黒いカバーがされていて、一切触れていませんでしたね。上手いです(笑)。
リアピックアップ
DiMarzio DP146 Will Power Middleです。リア側ピックアップ。Attitude Limited LTD3にも搭載されています。ビリーは、この上にエポキシ樹脂を塗って、このPUに触れながら弾くよう高さを調節しています。表面は丸くツルツルになっています(笑)。
パワーサプライ
VOODOO LAB PEDAL POWER 2 PLUSです。9V動作のエフェクターに最大8系統の電源供給が可能です。8系統の各電源出力が完全独立で、電源から起こる各エフェクターのサウンド相互障害を解消し、エフェクター本来のパフォーマンスを引き出すパワーサプライです。
ワイヤレス
LINE6 G50です。ビリーは、高音用と低音用で2台使っています。赤と青のシールの貼られた送信機をストラップに2個くっつけていますね。周波数帯域2.4GHzで通信するため、テレビ等の電波による影響を受けにくく、音質が非常にクリアだそうです。60mまで離れてもOKです。
フットスイッチ
MORLEY LINE SELECTOR ABYです。ビリーは、ディストーションをON/OFFするためのフットスイッチとして使用しています。EBSドライブペダルのディストーション側ループをA端子とOUTPUT端子に接続しています。B端子を未接続にすることで、AorBのスイッチでON/OFFを切り替えます。AandBのスイッチは意味がなさそうなので、スイッチ1個のラインセレクタで十分代用できそうです。