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ビリーシーンスタイル・ベースの探求

ビリーシーンに学ぼう!街で一目置かれる個性派ベースプレイヤーを目指します。



ビリーシーンスタイル・ベースの探求>> 豪快!ネック・シバキ >> インパクト大の豪快テクだけど、名前がまだない。
2014-04-21

インパクト大の豪快テクだけど、名前がまだない。

こんにちは、ぢゃっくです。

今回は、とても豪快な技をご紹介したいと思います。

ご紹介したいのですが、どうもこの技については、特に名前が付いていないようです。そこで、僭越ながら、僕が勝手にネーミングさせてもらいました。

その名は・・・



「ネック・シバキ」



です!


気のせいか、遠くから失笑が聞こえたような。(^^;)

センスなさすぎですかね。orz


とにかく呼び方を決めないといけませんので、とりあえず、このブログでは「ネック・シバキ」と呼ぶことにしますね。ご容赦を。

ちなみに、ご存じの方も多いと思いますが、「シバく」というのは「叩く」ことを意味する関西弁です。「殴る」よりも、手のひらで「はたく」ニュアンスが強いように思います。

決して品の良い言葉ではございませんが、ビリーのはたき方が「とにかく豪快」なので、あえてこれをチョイスしてみました。

▼どういうもの?


「ネック・シバキ」とはどういうものかと言いますと、

右手でネックを強く叩くことにより、4弦開放のE音を弾く

というテクニックです。

スラップ・スタイルのサムピングとは比較にならないくらい強烈な音が出ます。弦の鳴る音だけでなく、物理的に指板を叩く「バンッ!」という音も入りますので、近くにいる人には、かなり衝撃的なプレイです。

なにより、見た目のインパクトが大きいですので、ライブで目立つにはもってこいだと思います。

▼どうやってやるの?


ネック・シバキのやり方は、とてもシンプルです。

左手で3弦から1弦までをミュートした状態で、右手でネックを叩くだけです。

右手は、手のひらではなく、そろえた指先を使います。

叩く場所は、原理的にはどこでもよいのですが、ビリーはだいたい3フレット付近を叩いています。このとき、左手を7フレット付近に置いてミュートすると、右手と左手が交差するような姿勢になるので、動きも大きく豪快になり、視覚的なインパクトが高まってオススメです。

実際、曲にあわせてタイミング良く叩こうとすると、かなりのスピードで右手を動かさないと間に合いません。思った以上に3フレットって、遠いんですよね。

ポイントは、躊躇せず、思い切って叩くことだと思います。

そのために、とにかく重要なのは、左手のミュートです!

3弦から1弦の音が絶対に出ないように、完全にミュートしなければいけません。

▼使うタイミングは?


この技が使えるのは、基本的に4弦開放を弾く場合だけです。

左手のミュートを工夫すれば、3弦開放でも可能とは思いますが、実際にはちょっと使えないと思います。思い切って叩けないと、この技の効果が半減してしまいますからね。


ビリーのプレイでは、以下の2曲をライブでやる際には使っていると思われます。

・アルバム「MR.BIG」より「Take A Walk」イントロ
・アルバム「Bump Ahead」より「Temparamental」ギターソロの裏

これを聴いてもらえれば、「なるほど、こういうフレーズの時に使えるんだな」というイメージをつかんでいただけるのではないかと思います。

そういえば、別記事でご紹介した下記動画でもやってました。「Six Feet Deeper」のラスト(1:03付近)でゴンッとやっています。だいぶ控えめですが(笑)。

Richie Kotzen and Billy Sheehan of The Winery Dogs for DiMarzio


僕のオススメは、ギター&ドラムとピッタリあわせる「キメ・フレーズ」です。

4弦解放を鳴らすキメがあれば、試してみるチャンスだと思います。


左手のミュートの方法については、次回記事で説明しますね。


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Author:ぢゃっく
こんにちは。色々な楽器をやりますが、特にベースが楽しくて仕方ないアラフォー男性です。ビリーシーンが大好きで、彼のプレイスタイルを吸収すべく日々研究に励んでいます。自分は音楽に支えられているなあと感じる今日この頃です。2016年4月から、ついに念願のアティテュード・リミテッド(LTD2)を使い始めました(^^*)。詳しいプロフィールは、コチラにあります。

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シグネチャーペダル
EBS Billy Sheehan Signature Drive Pedal です。手軽にビリーサウンドを再現できる「救世主」です。かつてビリーが愛用していたピアースG1のように、クリーン・サウンドにディストーション・サウンドを重ねて出力することができます。コンプレッサーも内蔵。ビリーのペダルボードには、2台使われています。
シグネチャー弦
Rotosound BS66です。ロトサウンド。ステンレスなんですよね。昔はもっと高かった記憶があるのですが、今は2,000円台で買えるんですね。
シグネチャーベース
YAMAHA Attitude LTD3です。フロントPUは、LTD2までのディマジオWillPowerではなく、ヤマハ製ウーファーになっています。ネック接合部は、角度のついたボルトが2本追加されて、より強固なつくりに。また、ナットはグラファイト製に変更されています。また、ブリッジのサドルは、カマボコ型から円柱型に戻りました。
シグネチャーベース2
YAMAHA BB714BSです。もう一つのビリー・シグネチャー・モデル。かつてのBB3000カスタムを彷彿とさせるBBフォルムと深い赤がステキ。特筆すべきは、フロントのウーファーPUが標準搭載されていること。ハイカット・スイッチもついています。Attitude Limited LTD3のフロントPUは、このBB714BSをさらに改良したものだとか。Attitudeに比べてネックは細めなので、移行しやすそうです。
最新コンプレッサー
Keeley Compressor Proです。2015年から使い始めており、従来のMXR M-87が2台ともこれに置き換えてられています。かなり高いです(++;)。
最新アンプヘッド
Hartke LH1000です。従来は低音出力用に使われていましたが、2015年秋から高音/低音ともこれに統一されました。
最新キャビネット
Hartke HYD115です。2015年秋から高音/低音で分けていたキャビネットがこれに統一されました。15インチのアルミ製コーンを1発搭載。15インチ搭載キャビネットでは最軽量。HyDriveシリーズは、シルバーパネルがスタイリッシュですね♪
旧コンプレッサー
MXR Bass Compressor M-87です。現在のビリーのエフェクトは、EBSドライブとこのコンプが中心です。ツマミが5個のこのタイプが気に入っているそうです。自分の事を「熱烈なコンプ・ファン」というくらいコンプが好きみたいです。
旧アンプヘッド(高)
Hartke HA5500です。リアPUからの高音出力を通すアンプヘッドです。グラフィック・イコライザーは「丸い山型」にします。コンプも内蔵されていますが、使っていないようです。欲しいですが、ちょっとまだ手が届かないですね。
旧アンプヘッド(低)
Hartke LH1000です。フロントPUからの低音出力を通すアンプヘッドです。1000Wのハイパワー出力。これを買おうか悩む日なんてこないだろうなあ(苦笑)。
旧キャビネット(高)
Hartke AK115です。リアPUからの高音出力用のキャビネットです。この正方形のデザイン、コンパクトで好きです。2台積んだときの収まり感も良いですね。15インチ400Wという大出力ペーパーコーン1発を格納。ビリー曰く、位相ずれによる干渉がなく正確で、そのサウンドは「デリシャス!」だそうです。
旧キャビネット(低)
Hartke AK410です。フロントPUからの低音出力を鳴らすキャビネットです。10インチ125Wペーパーコーンが4発格納されています。小口径スピーカーで低域を鳴らすことで、パンチのある音が出るそうです。他の人にセットアップさせると、毎回こちらを高音用だと間違えるとか(笑)。
フロントピックアップ
DiMarzio DP145 Will Power Neckです。フロント側ピックアップ。ディマジオ・・・なんか名前の響きだけでも憧れます。Attitude Limited LTD3に搭載されているのはヤマハ純正のウーファーPUです。ディマジオの公式動画でLTD3を紹介するときは、フロントPUには黒いカバーがされていて、一切触れていませんでしたね。上手いです(笑)。
リアピックアップ
DiMarzio DP146 Will Power Middleです。リア側ピックアップ。Attitude Limited LTD3にも搭載されています。ビリーは、この上にエポキシ樹脂を塗って、このPUに触れながら弾くよう高さを調節しています。表面は丸くツルツルになっています(笑)。
パワーサプライ
VOODOO LAB PEDAL POWER 2 PLUSです。9V動作のエフェクターに最大8系統の電源供給が可能です。8系統の各電源出力が完全独立で、電源から起こる各エフェクターのサウンド相互障害を解消し、エフェクター本来のパフォーマンスを引き出すパワーサプライです。
ワイヤレス
LINE6 G50です。ビリーは、高音用と低音用で2台使っています。赤と青のシールの貼られた送信機をストラップに2個くっつけていますね。周波数帯域2.4GHzで通信するため、テレビ等の電波による影響を受けにくく、音質が非常にクリアだそうです。60mまで離れてもOKです。
フットスイッチ
MORLEY LINE SELECTOR ABYです。ビリーは、ディストーションをON/OFFするためのフットスイッチとして使用しています。EBSドライブペダルのディストーション側ループをA端子とOUTPUT端子に接続しています。B端子を未接続にすることで、AorBのスイッチでON/OFFを切り替えます。AandBのスイッチは意味がなさそうなので、スイッチ1個のラインセレクタで十分代用できそうです。