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ビリーシーンスタイル・ベースの探求

ビリーシーンに学ぼう!街で一目置かれる個性派ベースプレイヤーを目指します。



ビリーシーンスタイル・ベースの探求>> 堅牢!左手のコードフォーム >> 左手は常にパワーコードを意識しよう!
2014-05-01

左手は常にパワーコードを意識しよう!

こんにちは、ぢゃっくです。

ビリーは、曲中でもギターのようにコードを「ジャーン!」とかき鳴らすプレイをよくやります。インパクトがあって、カッコいいですよね。

このとき鳴らす音で圧倒的に多いのが、「ルート音+5度+1オクターブ上」です。俗にパワーコードといわれている構成ですね。

最近では、ベースでコードを弾くこと自体は珍しくなくなってきました。

しかし、ビリーの場合は、コードを押さえる左手のフォームが非常に独特なので、今回はそれをご紹介しようと思います。

▼基本的には常にコードフォーム


ビリーの左手を見ていると気づくことがあります。

ルート単音を弾く場合であっても、必ず5度とオクターブ上も同時に押さえる形になっているのです。

つまり、左手は、基本的に常にコードフォームになっているのですね。

これは、コード弾きだけでなく、右手薬指でオクターブ上の音を同時に弾く「オクターブ奏法」をいつでも弾けるというメリットも兼ねています。ビリーが好んで使うこの「オクターブ奏法」については、また別記事で取り上げますね。

▼コードフォームの押さえ方


左手のコードフォームですが、一般的にはパワーコードは以下の写真のような押さえ方をすると思います。ギターだと、こういう形で弾きますよね。(※ちょっと照明の関係で色が気持ち悪いですが、ご容赦ください)

一般的なコードフォーム

MASAKIさんのように小指のバーを活用する場合は、こんな感じでしょうか。僕もこの形を一番良く使っていました。

小指バー活用コードフォーム

しかし!ビリーのコードフォームは違うんです!

ルート音が4弦の場合はこんな感じ。

ビリーのコードフォーム4弦

ルート音が3弦の場合はこんな感じ。

ビリーのコードフォーム3弦

横から見ると、こうなります。(写真が暗くてすみません)

ビリーのコードフォーム横から

まず、形が全然違うことがお分かりいただけるのではないかと思います。

特に特徴的なのが、小指と薬指の関節の曲り具合です。

ビリーの左手の小指と薬指の曲り具合(反り具合?)は、尋常じゃありません(笑)。指の長さもあるとは思いますが、つまりは、ものすごい力で弦を押さえているということなんです。

▼ビリーのコードフォームの工夫


一般的に、ベースでコード弾きをやるときの問題点としては、弦がビビッて音が上手く鳴らないということがあります。ベースは弦が太いので、相当力を入れて押さえないとちゃんと鳴らないんですよね。


でも、ビリーのコードフォームなら、その心配はいりません!(^^*)


実際に真似してやってみると、気づくことがあるんです。


う、動かせない!


動かせないのは問題なのですが(笑)、裏を返せば、それだけ「がっちりと押さえられている」ということなんです。

実際、このフォームで7フレット付近を持てば、左手だけで軽々とベースを持ち上げられちゃうんです。普通のフォームでは到底無理ですよね。(^^;)

このフォームは、余分なノイズを出さず、思い切ってコードをかき鳴らせるように、ビリーが追求した結果なのだと思います。

まあ、そもそもビリーとは手の大きさが違いすぎるので、全く同じフォームをやろうとするのは無理があるのは確かなのですが・・・。(^^;)

それでも、ぜひ、一度このフォームを実際に真似してやってみていただきたいです。きっと新鮮な驚きがあると思います。(実は、僕もまだまだ練習中なんで偉そうなことは言えないですが・・・)

押さえ方のコツについては、次の記事でご紹介しますね。

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タグ : ベースビリーシーン

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Secre

No title
こんばんは。
ビリーのフォームって右手にしろ左手にしろ理にかなったフォームなんですよね!
特に左手の場合、コードの構成音を手のひらの支配下におきつつ、しっかりミュートにも気をつけているんですよね。
僕もベース歴の70パーセント以上ビリーのプレイしか見ずにプレイしてきたので今ではあの押さえ方が普通になってしまってます。
あの押さえ方ならコード進行さえ頭に入ってればセッションとかでもほとんど外すこと無くプレイできるので重宝していますね。

2014-05-02 19:48 : バッドビリー URL : 編集
Re: No title
バッドビリーさん、こんばんは。

いつもコメントありがとうございます。

> ビリーのフォームって右手にしろ左手にしろ理にかなったフォームなんですよね!
> 特に左手の場合、コードの構成音を手のひらの支配下におきつつ、しっかりミュートにも気をつけているんですよね。

ホント同感です!
トップアスリート(?)の磨き上げられた「技」という感じがします。
ビリーのスタイルにはちゃんと明確な理由があって、昔から全然ブレないのが好きですね。

> 僕もベース歴の70パーセント以上ビリーのプレイしか見ずにプレイしてきたので今ではあの押さえ方が普通になってしまってます。
> あの押さえ方ならコード進行さえ頭に入ってればセッションとかでもほとんど外すこと無くプレイできるので重宝していますね。

うーん!さすが!ですね。

僕は、恥ずかしながら、最近やり始めました。(^^;)
これ憧れてたので、なんか一気に進歩した感じです(笑)。

またよろしくお願いします!
2014-05-03 01:21 : ぢゃっく URL : 編集
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こんにちは。色々な楽器をやりますが、特にベースが楽しくて仕方ないアラフォー男性です。ビリーシーンが大好きで、彼のプレイスタイルを吸収すべく日々研究に励んでいます。自分は音楽に支えられているなあと感じる今日この頃です。2016年4月から、ついに念願のアティテュード・リミテッド(LTD2)を使い始めました(^^*)。詳しいプロフィールは、コチラにあります。

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Hartke HYD115です。2015年秋から高音/低音で分けていたキャビネットがこれに統一されました。15インチのアルミ製コーンを1発搭載。15インチ搭載キャビネットでは最軽量。HyDriveシリーズは、シルバーパネルがスタイリッシュですね♪
旧コンプレッサー
MXR Bass Compressor M-87です。現在のビリーのエフェクトは、EBSドライブとこのコンプが中心です。ツマミが5個のこのタイプが気に入っているそうです。自分の事を「熱烈なコンプ・ファン」というくらいコンプが好きみたいです。
旧アンプヘッド(高)
Hartke HA5500です。リアPUからの高音出力を通すアンプヘッドです。グラフィック・イコライザーは「丸い山型」にします。コンプも内蔵されていますが、使っていないようです。欲しいですが、ちょっとまだ手が届かないですね。
旧アンプヘッド(低)
Hartke LH1000です。フロントPUからの低音出力を通すアンプヘッドです。1000Wのハイパワー出力。これを買おうか悩む日なんてこないだろうなあ(苦笑)。
旧キャビネット(高)
Hartke AK115です。リアPUからの高音出力用のキャビネットです。この正方形のデザイン、コンパクトで好きです。2台積んだときの収まり感も良いですね。15インチ400Wという大出力ペーパーコーン1発を格納。ビリー曰く、位相ずれによる干渉がなく正確で、そのサウンドは「デリシャス!」だそうです。
旧キャビネット(低)
Hartke AK410です。フロントPUからの低音出力を鳴らすキャビネットです。10インチ125Wペーパーコーンが4発格納されています。小口径スピーカーで低域を鳴らすことで、パンチのある音が出るそうです。他の人にセットアップさせると、毎回こちらを高音用だと間違えるとか(笑)。
フロントピックアップ
DiMarzio DP145 Will Power Neckです。フロント側ピックアップ。ディマジオ・・・なんか名前の響きだけでも憧れます。Attitude Limited LTD3に搭載されているのはヤマハ純正のウーファーPUです。ディマジオの公式動画でLTD3を紹介するときは、フロントPUには黒いカバーがされていて、一切触れていませんでしたね。上手いです(笑)。
リアピックアップ
DiMarzio DP146 Will Power Middleです。リア側ピックアップ。Attitude Limited LTD3にも搭載されています。ビリーは、この上にエポキシ樹脂を塗って、このPUに触れながら弾くよう高さを調節しています。表面は丸くツルツルになっています(笑)。
パワーサプライ
VOODOO LAB PEDAL POWER 2 PLUSです。9V動作のエフェクターに最大8系統の電源供給が可能です。8系統の各電源出力が完全独立で、電源から起こる各エフェクターのサウンド相互障害を解消し、エフェクター本来のパフォーマンスを引き出すパワーサプライです。
ワイヤレス
LINE6 G50です。ビリーは、高音用と低音用で2台使っています。赤と青のシールの貼られた送信機をストラップに2個くっつけていますね。周波数帯域2.4GHzで通信するため、テレビ等の電波による影響を受けにくく、音質が非常にクリアだそうです。60mまで離れてもOKです。
フットスイッチ
MORLEY LINE SELECTOR ABYです。ビリーは、ディストーションをON/OFFするためのフットスイッチとして使用しています。EBSドライブペダルのディストーション側ループをA端子とOUTPUT端子に接続しています。B端子を未接続にすることで、AorBのスイッチでON/OFFを切り替えます。AandBのスイッチは意味がなさそうなので、スイッチ1個のラインセレクタで十分代用できそうです。