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ビリーシーンスタイル・ベースの探求

ビリーシーンに学ぼう!街で一目置かれる個性派ベースプレイヤーを目指します。



2014-05-09

キーを固定して練習しよう!

こんにちは、ぢゃっくです。

スリーフィンガーなど、ビリーのスタイルは一朝一夕では身につけられないものが多いですよね。

なので、基礎的な練習フレーズをとにかく繰り返して、指先を鍛えて、指の動かし方を身体に覚えこませる鍛錬をしています。

その日々の自己鍛錬の中で、僕が半年ほど前から取り組んでいることがあります。

実は、これをやり始めて、自分の中で急激に理解が進んだというか、劇的に自由に弾けるようになりました。

今回は、その練習のコツをご紹介しますね。

▼練習する○○を固定する


それは、練習するキーを固定するということです。

具体的にいうと、そのキーのスケールに属する音だけを徹底的に使って、練習フレーズを作るということなんです。

僕は、Eマイナーのキーでやっています。

Eをルートとするマイナースケールと、Gをルートとするメジャースケールは、スケールの構成音が同じになるので、Gメジャーとも言えますね。

1つキーを固定すれば、マイナー系とメジャー系の2種類のフレーズを作ることができますので、基礎練習フレーズのバリエーションが広がります。

理論的なことは疎いのですが、どっちのルート音を目指して弾くかで、雰囲気が変わるのが面白いなあと思ったりしています。


▼なぜEマイナーなのか?


ビリーが、ライヴでベース・ソロをするときや、教則ビデオで解説するときに、EマイナーあるいはGメジャーのスケールを使うことが圧倒的に多いように思うからです。

推測ではありますが、Eマイナーであれば、最後に4弦開放のE音を弾いたあと、ハーモニクス・ビブラートやネックベンドが出来るからではないかと考えています。

関連記事⇒ハーモニクスにビブラートをかける

MR.BIGの再結成ライヴのベース・ソロでは、4弦開放のEにとどまらず、Dチューナーを使って4弦をDに落として終わったりしていますけども(笑)。

でも、それもEマイナーのスケール上の音ですから、ソロ全体はEマイナーのキーで弾いていると捉えて良いのではないかと思っています。


▼キーを固定するメリット


キーを固定して練習することは、多くのメリットがあるように思います。

まず、指板上におけるスケールの構成音が覚えられるという点です。

4弦から1弦まで、指板上の下から上まで、とにかく選んだスケールの音だけを徹底的に使ってフレーズを作るようにしていると、自然と弾いていいフレットが見えるようになってきたんです!

そのおかげで、かなり遠いポジション移動をしても、そのキーで使っていい音が瞬時に分かるようになりました。

また、適当に練習しているだけなのに、自然と曲ができてしまう感じがするときがあるんです。

どんなコード進行になっているかとか詳細はわかりませんが、なんか感覚的に「あれ?これイイ感じじゃない?」と思うような展開が作れるんですよね。


ビリーの教則ビデオ「Billy Sheehan Bass Secrets」でも、MR.BIGの「Had Enough」という曲の成り立ちについて、以下のように話していました。(最近はなんでもYouTubeで確認できるので、すごく便利ですねえ)

Billy Sheehan - Bass Secrets - (1/5)


3:44付近から。だいぶ意訳してますが、こんな感じだったかと。

ギターでEマイナー・モードを練習していたときに、コードがスケールの構成音から出来ていることに気づいた。そのモードから出来るコードを調べていたら、曲ができたんだ。


これと同じ感覚なのかも?と思ったりしています。

モードという音楽用語は今だに分かっていません。ちょっとググると即興音楽の作り方の1つだとか・・・また勉強せねば。(^^;)


ちなみに、この動画で解説している内容は、ビリーの「パターンに基づくフレージング」を理解する上で、非常に重要なポイントになります。

ビリーが縦横無尽に弾きまくれる秘密が、ここにあると考えています。

これは、また別途なにかにまとめたいなーと思っているのですが、「キーを固定して練習する」というのがこれの習得に役立つのは確かです。まだやったことがないという方は、ぜひ一度、お試しくださいね。

もしかして、アドリブが弾ける方からすれば当然のことだったりするかもしれませんけど・・・。(^^;)

ちなみに、このビデオは僕も持っていて、穴が開くほど観たつもりでしたが、15年前には全然理解できませんでした(苦笑)。



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こんにちは。色々な楽器をやりますが、特にベースが楽しくて仕方ないアラフォー男性です。ビリーシーンが大好きで、彼のプレイスタイルを吸収すべく日々研究に励んでいます。自分は音楽に支えられているなあと感じる今日この頃です。2016年4月から、ついに念願のアティテュード・リミテッド(LTD2)を使い始めました(^^*)。詳しいプロフィールは、コチラにあります。

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シグネチャーペダル
EBS Billy Sheehan Signature Drive Pedal です。手軽にビリーサウンドを再現できる「救世主」です。かつてビリーが愛用していたピアースG1のように、クリーン・サウンドにディストーション・サウンドを重ねて出力することができます。コンプレッサーも内蔵。ビリーのペダルボードには、2台使われています。
シグネチャー弦
Rotosound BS66です。ロトサウンド。ステンレスなんですよね。昔はもっと高かった記憶があるのですが、今は2,000円台で買えるんですね。
シグネチャーベース
YAMAHA Attitude LTD3です。フロントPUは、LTD2までのディマジオWillPowerではなく、ヤマハ製ウーファーになっています。ネック接合部は、角度のついたボルトが2本追加されて、より強固なつくりに。また、ナットはグラファイト製に変更されています。また、ブリッジのサドルは、カマボコ型から円柱型に戻りました。
シグネチャーベース2
YAMAHA BB714BSです。もう一つのビリー・シグネチャー・モデル。かつてのBB3000カスタムを彷彿とさせるBBフォルムと深い赤がステキ。特筆すべきは、フロントのウーファーPUが標準搭載されていること。ハイカット・スイッチもついています。Attitude Limited LTD3のフロントPUは、このBB714BSをさらに改良したものだとか。Attitudeに比べてネックは細めなので、移行しやすそうです。
最新コンプレッサー
Keeley Compressor Proです。2015年から使い始めており、従来のMXR M-87が2台ともこれに置き換えてられています。かなり高いです(++;)。
最新アンプヘッド
Hartke LH1000です。従来は低音出力用に使われていましたが、2015年秋から高音/低音ともこれに統一されました。
最新キャビネット
Hartke HYD115です。2015年秋から高音/低音で分けていたキャビネットがこれに統一されました。15インチのアルミ製コーンを1発搭載。15インチ搭載キャビネットでは最軽量。HyDriveシリーズは、シルバーパネルがスタイリッシュですね♪
旧コンプレッサー
MXR Bass Compressor M-87です。現在のビリーのエフェクトは、EBSドライブとこのコンプが中心です。ツマミが5個のこのタイプが気に入っているそうです。自分の事を「熱烈なコンプ・ファン」というくらいコンプが好きみたいです。
旧アンプヘッド(高)
Hartke HA5500です。リアPUからの高音出力を通すアンプヘッドです。グラフィック・イコライザーは「丸い山型」にします。コンプも内蔵されていますが、使っていないようです。欲しいですが、ちょっとまだ手が届かないですね。
旧アンプヘッド(低)
Hartke LH1000です。フロントPUからの低音出力を通すアンプヘッドです。1000Wのハイパワー出力。これを買おうか悩む日なんてこないだろうなあ(苦笑)。
旧キャビネット(高)
Hartke AK115です。リアPUからの高音出力用のキャビネットです。この正方形のデザイン、コンパクトで好きです。2台積んだときの収まり感も良いですね。15インチ400Wという大出力ペーパーコーン1発を格納。ビリー曰く、位相ずれによる干渉がなく正確で、そのサウンドは「デリシャス!」だそうです。
旧キャビネット(低)
Hartke AK410です。フロントPUからの低音出力を鳴らすキャビネットです。10インチ125Wペーパーコーンが4発格納されています。小口径スピーカーで低域を鳴らすことで、パンチのある音が出るそうです。他の人にセットアップさせると、毎回こちらを高音用だと間違えるとか(笑)。
フロントピックアップ
DiMarzio DP145 Will Power Neckです。フロント側ピックアップ。ディマジオ・・・なんか名前の響きだけでも憧れます。Attitude Limited LTD3に搭載されているのはヤマハ純正のウーファーPUです。ディマジオの公式動画でLTD3を紹介するときは、フロントPUには黒いカバーがされていて、一切触れていませんでしたね。上手いです(笑)。
リアピックアップ
DiMarzio DP146 Will Power Middleです。リア側ピックアップ。Attitude Limited LTD3にも搭載されています。ビリーは、この上にエポキシ樹脂を塗って、このPUに触れながら弾くよう高さを調節しています。表面は丸くツルツルになっています(笑)。
パワーサプライ
VOODOO LAB PEDAL POWER 2 PLUSです。9V動作のエフェクターに最大8系統の電源供給が可能です。8系統の各電源出力が完全独立で、電源から起こる各エフェクターのサウンド相互障害を解消し、エフェクター本来のパフォーマンスを引き出すパワーサプライです。
ワイヤレス
LINE6 G50です。ビリーは、高音用と低音用で2台使っています。赤と青のシールの貼られた送信機をストラップに2個くっつけていますね。周波数帯域2.4GHzで通信するため、テレビ等の電波による影響を受けにくく、音質が非常にクリアだそうです。60mまで離れてもOKです。
フットスイッチ
MORLEY LINE SELECTOR ABYです。ビリーは、ディストーションをON/OFFするためのフットスイッチとして使用しています。EBSドライブペダルのディストーション側ループをA端子とOUTPUT端子に接続しています。B端子を未接続にすることで、AorBのスイッチでON/OFFを切り替えます。AandBのスイッチは意味がなさそうなので、スイッチ1個のラインセレクタで十分代用できそうです。