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ビリーシーンスタイル・ベースの探求

ビリーシーンに学ぼう!街で一目置かれる個性派ベースプレイヤーを目指します。



ビリーシーンスタイル・ベースの探求>> ビリーの使用機材について >> どうもピックアップが丸っこいんですが。
2014-07-11

どうもピックアップが丸っこいんですが。

こんにちは、ぢゃっくです。

昔、MR.BIGのライヴ映像を見ていて、「ビリーが使っているベースのリア・ピックアップって、なんだか丸っこく見えるなあ・・・」とぼんやり思っていました。

ご存じの通り、ヤマハのAttitude Limitedベースには、2種類のピックアップが搭載されていますが、リア・ピックアップというのは、プレシジョン(P)タイプのことです。

どうも角が取れて、丸みを帯びてるような感じがするのですよね。

David Lee Roth 時代に使っていたショッキングピンクのBB3000改でも同じように丸っこくなっていますし、単なる光の当たり具合?というわけではなさそうです。

もしかして、ディマジオのピックアップにはそういうデザインが多いのかも?とか勝手に思っていました。

でも、最近になって、その理由がわかったんです。

▼改めて脱帽


手元にあったビリー本のインタヴュー記事に答えがありました。

弦とピックアップの間隔を、なるべく狭くしているんだ。そしてピックアップに触れながらピッキングしている。そうすればポジションが安定するからね。
(引用元:リットーミュージック・ムック「Ultimate BILLY SHEEHAN」)


つまり、強いピッキングの摩擦によって、ピックアップの角が削れたということだったんですね。とはいっても、相当な頻度で強く弾きまくらないとあんなふうにはならないと思うんですけども・・・。

さらに、アティテュードも世代交代していってるし、カラーバリエーションも含めて各世代ごとに何本かあると思われますが、だいたいどのベースも同じように削れているんですよね。

ビリーの練習好きは有名な話ですが・・・これには驚くほかありません。1本をあんなふうにするだけでも大変です。

もっともっと指を鍛えなあかんな・・・と再認識させられました。

また、常にピックアップに触れながら弾くのは、音の粒がそろう効果があると別の動画で話していました。指の当たり方が均一になるからですね。なるほどです。

ちなみに、Attitude Limited LTD3ベースのリア・ピックアップは、1弦付近が極端に低くなるように斜めに設定されていますね。上記インタヴュー記事のコメントとは少し矛盾しますが、1弦を弾く際に、より深く指が入るようにする新たな工夫かもしれないですね。



最後までお読みいただき、ありがとうございました。少しでも共感していただけたら嬉しいです。ご意見・ご感想は、こちらからお気軽にどうぞ。

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ジャンル : 音楽

タグ : ビリーシーンベースアティテュード

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Secre

No title
こんにちは。
ビリーのプレベPUの表面にはエポキシ樹脂が塗ってあって弦との距離や指の入り込み具合を微妙に各弦ごとに高さを調節してあります。
(ワイフベースの頃はPUのポールピースが出ているタイプだったのでカチカチとポールピースに当たる音を消す為にエポキシ樹脂で覆ったと言ってました。)
今はどちらかというとフィンガーランプ的な感じでしょうね。
ビリーの所有ベースでシーフォームグリーンでPUがピックガードと同じパール柄のベースは多分ですがPUカバーにピックガードの素材が貼り付けてあるのでしょう。

僕もピックガード素材を貼って調節するのは学生時代にたまたま発見したのですが思いついた理由は弦とPUの距離を狭めたいけどPUを上げすぎると音が歪んでしまったり音量が変に下がってしまったりするのでPU位置は適正な高さを保ちつつ弦との距離だけ狭めれないかと。
予想的中で弾きやすく音もシッカリと出力されるようになりました。
両面テープで貼るだけで出来ますのでよかったら一度試してみてください。

2014-07-13 12:21 : バッドビリー URL : 編集
TO バッドビリーさん
バッドビリーさん

こんにちは、いつもコメントありがとうございます!

「PU位置は適正な高さを保ちつつ弦との距離だけ狭める」・・・目からウロコが落ちました。なるほど!ですね。素晴らしいアイディアです。

PUがパール柄になっているAttitudeも見たことあります。あれは、そういうことだったんですねー。

そこまで微調整するということは、やはり「ピックアップに触れながら弾く」というのがビリーのスリーフィンガーの大きな【キモ】ということですね。

またよろしくお願いします!
2014-07-14 21:49 : ぢゃっく URL : 編集
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こんにちは。色々な楽器をやりますが、特にベースが楽しくて仕方ないアラフォー男性です。ビリーシーンが大好きで、彼のプレイスタイルを吸収すべく日々研究に励んでいます。自分は音楽に支えられているなあと感じる今日この頃です。2016年4月から、ついに念願のアティテュード・リミテッド(LTD2)を使い始めました(^^*)。詳しいプロフィールは、コチラにあります。

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シグネチャーペダル
EBS Billy Sheehan Signature Drive Pedal です。手軽にビリーサウンドを再現できる「救世主」です。かつてビリーが愛用していたピアースG1のように、クリーン・サウンドにディストーション・サウンドを重ねて出力することができます。コンプレッサーも内蔵。ビリーのペダルボードには、2台使われています。
シグネチャー弦
Rotosound BS66です。ロトサウンド。ステンレスなんですよね。昔はもっと高かった記憶があるのですが、今は2,000円台で買えるんですね。
シグネチャーベース
YAMAHA Attitude LTD3です。フロントPUは、LTD2までのディマジオWillPowerではなく、ヤマハ製ウーファーになっています。ネック接合部は、角度のついたボルトが2本追加されて、より強固なつくりに。また、ナットはグラファイト製に変更されています。また、ブリッジのサドルは、カマボコ型から円柱型に戻りました。
シグネチャーベース2
YAMAHA BB714BSです。もう一つのビリー・シグネチャー・モデル。かつてのBB3000カスタムを彷彿とさせるBBフォルムと深い赤がステキ。特筆すべきは、フロントのウーファーPUが標準搭載されていること。ハイカット・スイッチもついています。Attitude Limited LTD3のフロントPUは、このBB714BSをさらに改良したものだとか。Attitudeに比べてネックは細めなので、移行しやすそうです。
最新コンプレッサー
Keeley Compressor Proです。2015年から使い始めており、従来のMXR M-87が2台ともこれに置き換えてられています。かなり高いです(++;)。
最新アンプヘッド
Hartke LH1000です。従来は低音出力用に使われていましたが、2015年秋から高音/低音ともこれに統一されました。
最新キャビネット
Hartke HYD115です。2015年秋から高音/低音で分けていたキャビネットがこれに統一されました。15インチのアルミ製コーンを1発搭載。15インチ搭載キャビネットでは最軽量。HyDriveシリーズは、シルバーパネルがスタイリッシュですね♪
旧コンプレッサー
MXR Bass Compressor M-87です。現在のビリーのエフェクトは、EBSドライブとこのコンプが中心です。ツマミが5個のこのタイプが気に入っているそうです。自分の事を「熱烈なコンプ・ファン」というくらいコンプが好きみたいです。
旧アンプヘッド(高)
Hartke HA5500です。リアPUからの高音出力を通すアンプヘッドです。グラフィック・イコライザーは「丸い山型」にします。コンプも内蔵されていますが、使っていないようです。欲しいですが、ちょっとまだ手が届かないですね。
旧アンプヘッド(低)
Hartke LH1000です。フロントPUからの低音出力を通すアンプヘッドです。1000Wのハイパワー出力。これを買おうか悩む日なんてこないだろうなあ(苦笑)。
旧キャビネット(高)
Hartke AK115です。リアPUからの高音出力用のキャビネットです。この正方形のデザイン、コンパクトで好きです。2台積んだときの収まり感も良いですね。15インチ400Wという大出力ペーパーコーン1発を格納。ビリー曰く、位相ずれによる干渉がなく正確で、そのサウンドは「デリシャス!」だそうです。
旧キャビネット(低)
Hartke AK410です。フロントPUからの低音出力を鳴らすキャビネットです。10インチ125Wペーパーコーンが4発格納されています。小口径スピーカーで低域を鳴らすことで、パンチのある音が出るそうです。他の人にセットアップさせると、毎回こちらを高音用だと間違えるとか(笑)。
フロントピックアップ
DiMarzio DP145 Will Power Neckです。フロント側ピックアップ。ディマジオ・・・なんか名前の響きだけでも憧れます。Attitude Limited LTD3に搭載されているのはヤマハ純正のウーファーPUです。ディマジオの公式動画でLTD3を紹介するときは、フロントPUには黒いカバーがされていて、一切触れていませんでしたね。上手いです(笑)。
リアピックアップ
DiMarzio DP146 Will Power Middleです。リア側ピックアップ。Attitude Limited LTD3にも搭載されています。ビリーは、この上にエポキシ樹脂を塗って、このPUに触れながら弾くよう高さを調節しています。表面は丸くツルツルになっています(笑)。
パワーサプライ
VOODOO LAB PEDAL POWER 2 PLUSです。9V動作のエフェクターに最大8系統の電源供給が可能です。8系統の各電源出力が完全独立で、電源から起こる各エフェクターのサウンド相互障害を解消し、エフェクター本来のパフォーマンスを引き出すパワーサプライです。
ワイヤレス
LINE6 G50です。ビリーは、高音用と低音用で2台使っています。赤と青のシールの貼られた送信機をストラップに2個くっつけていますね。周波数帯域2.4GHzで通信するため、テレビ等の電波による影響を受けにくく、音質が非常にクリアだそうです。60mまで離れてもOKです。
フットスイッチ
MORLEY LINE SELECTOR ABYです。ビリーは、ディストーションをON/OFFするためのフットスイッチとして使用しています。EBSドライブペダルのディストーション側ループをA端子とOUTPUT端子に接続しています。B端子を未接続にすることで、AorBのスイッチでON/OFFを切り替えます。AandBのスイッチは意味がなさそうなので、スイッチ1個のラインセレクタで十分代用できそうです。